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手倉森監督が絶賛‼「忍者」西山がMIP

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西山は獲物を追うような鋭い眼光でボールに視線を送る
西山は獲物を追うような鋭い眼光でボールに視線を送る

 J2仙台は、宮崎県での第1次キャンプとなる延岡キャンプを14日、打ち上げた。この日の午前、西階陸上競技場でゲーム形式の練習などを行い、MF西山貴永(22)が、豊富な運動量でピッチを走り回った。延岡キャンプを総括した手倉森誠監督(40)は“忍者”の愛称も付けられた西山を宮崎キャンプ前半の「MIP」に推した。チームは明日16日に宮崎市に移動し、17日から第2次キャンプを開始する。

 神出鬼没という言葉が、西山のプレースタイルを表すにはふさわしい。ピッチ全面を使った7対7のゲームで、西山は左の攻撃的な位置に陣取った。ゲーム開始時こそ、味方からのパスを待って最初のポジションから動かなかった。だが、11人でやるよりもスペースのあるピッチで、味方がボールを出しやすい場所へ、さっと走りだす。自然とボールも回り、練習にもかかわらず、滑り込みながらシュートを放つなど、ゴールへの貪欲(どんよく)な姿勢を見せた。

 長丁場のリーグ戦を消化していく上でのオプションとして、手倉森監督は今キャンプで4-3-3の「3ボランチ」システムの完成に取り組んでいる。FW陣に別メニュー組が続出したため、予定よりも早くこのシステムに着手する誤算は生じたが、これが西山の評価を上げることになった。「キャンプを通して、西山がサイドから切り込む速さは武器になると思った」と指揮官は満足顔を見せた。

 「3ボランチ」で戦った11日の草津との練習試合。3トップの左にポジションをとった西山は、再三ゴール前へ切り込んだ。相手守備の背後を突くため、スペースを見つけてはダッシュを繰り返し、得点機になりそうな“におい”を感じると縦横無尽に、どこへでも走り込んだ。その姿を見た地元ファンたちが「忍者」と西山にニックネームをつけたほどだ。

 「コンディションを上げて宮崎でも、もっとアピールしたい」と西山。指揮官の脳裏に、その存在をクッキリと焼き付けた男の視線の先には、開幕スタメンが見えている。【山崎安昭】

[2008年2月15日12時0分 紙面から]

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