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途中出場で反発の決勝ゴール

<動く瞬間(1)仙台FW万代宏樹>

 選手は今季、何を思いながらプレーし、指揮官は来季をどう見据えているのか-。J2仙台の選手が脳裏に焼きつく試合などを振り返り、手倉森誠監督は今季の総括と来季への抱負を語った。「ベガルタ戦士が感じた 動く瞬間(とき)」と題して連載する。1回目は、14得点でチーム得点王のFW万代宏樹(21)。活躍が認められ、J1磐田への移籍が決定的な万代の印象に残るゲームとは-。

 今年、オレが一番印象に残っているのは、第3クールの最後の試合になった鳥栖戦です。なかなか途中出場でゴールを決めることがないのですが、この試合は後半36分から出場して決勝ゴールを決めたシーンを、ものすごく覚えています。

 左サイドのロペスが、逆サイドにボールを蹴り上げた。そのボールに菅井さんが追いついて、スライディング気味に折り返してくれた。「あっ、この形オレ好きだわ!」って瞬間的に思いましたよ。今までこんなことないんですけど、打つ前にゴールを確信しました。ロペスが逆サイドに振ったときにオレは中央にいて「早く相手DFの裏を取らなきゃ」と思ってゴール前にダッシュしましたよ。

 実はこのゴールには、オレの悔しさが詰まっています。この試合も含めて4戦連続先発落ち。「結果を出さないと、もう(今季は)サブだなぁ」と思っていました。ただ、試合に出られなかったことで反骨心が芽生えて、結果的に14ゴールを挙げられたと思っています。みんながいいパスをくれて、FWが点を取ればチームも盛り上がるんだ、ということを学んだ1年でした。

[2007年12月25日12時34分 紙面から]

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