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仙台が「脱・助っ人」でJ1昇格へ

 手倉森ベガルタが、リスクを承知で「脱・助っ人」路線でJ1昇格を目指す。今年の練習納めとなった19日、J2仙台の手倉森誠監督(40)は、磐田へ移籍するエースの万代宏樹(21)に代わるFW探しに着手する意向を明かした。ただし外国人でなく、日本人ストライカーの獲得を目指すというもの。J1昇格を目指すチームとしては異例の策が功を奏するか-。また万代の磐田移籍に傾いた理由が、同監督との残留説得の中で明らかになった。

 エースの移籍の意思を前日、慰留する中で最終確認した手倉森監督。一夜明けたこの日、指揮官は「日本人のFWを探す」と話し外国人助っ人に頼らないチームづくりの方針を固めた。「バン(万代)と同じタイプ(万能型)を補強するとは限らない。中島と同じタイプ(チャンスメーカー)を連れてきても面白い」と話しながら、来季の構想を頭の中に浮かべた。

 「約40%」の穴が空く。今季のチーム得点王は、退団したロペスと移籍を決意した万代(各14得点)。この2人でチーム総得点(72得点)のうち28得点をマークした。外国人ストライカーを獲得するのが手っ取り早く、日本人だけでカバーするという理想は当然、リスクを伴う。だが、手倉森監督は、先発に助っ人を入れずに1-1で引き分けた11月10日の東京V戦で“和製チーム”でも戦える手応えを得ている。

 果敢な挑戦に踏み切る理由は、まだある。ロペス退団の要因にもなったクラブの財政事情で、助っ人を獲得できないという現状も確かにある。だが、それ以上に手倉森監督にはポジティブな思考がある。常々、日本代表の決定力不足は、外国人頼みのサッカーがJの主流になっていることを指摘してきた。日本人だけでも結果を残せることを証明し、代表クラスのFWを育てたい-。リスクを承知で手倉森監督が、夢を実現させる。【山崎安昭】

[2007年12月20日10時41分 紙面から]

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