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仙台終始先手も白井退場しのげず/J2

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山形FW豊田(上)に水しぶきを上げながらタックルする仙台MFジョニウソン
山形FW豊田(上)に水しぶきを上げながらタックルする仙台MFジョニウソン

<J2:山形3-3仙台>◇第11節◇25日◇NDソフトスタジアム山形

 山形と仙台の今季初のみちのくダービーは壮絶な点の取り合いの末、3-3で引き分けた。前半から交互に得点する展開。仙台は後半に退場者が出たが、同8分にMFロペス(27)が一時は勝ち越しのPKを決めた。

 意地と意地のぶつかり合い。両者譲らぬ試合は同点で迎えた後半、急変した。後半4分、DF白井博幸(32)が危険なファウルで一発退場。10人で戦うことを余儀なくされ、ここまで常に先手を取ってきたが、一気に不利に転じた。

 だが負けるわけにはいかなかった。首位奪還、10戦無敗がかかる一戦。何よりも昨年の悔しさをイレブンは忘れていなかった。昨年8月、同じ舞台で7年ぶりに山形に勝利を譲った。モンテブルーが歓喜した、あの光景を忘れるはずはなかった。

 白井退場に中島が燃えた。「とにかく裏を狙う」と話した通り、DF小原の裏を執ように狙った。そして後半8分、エリア内で倒されてPK。代わって蹴ったMFロペスが落ち着いて決め、再びリード。残り37分を守りきれば、昨年4月以来、4戦ぶりダービー制覇となるはずだった。

 途中出場したMF永井篤志(32)を中心に、10人が死に物狂いで戦った。雨でぬかるむピッチに足がもつれ、体力も限界に近づいていたが、山形の猛攻に立ち向かった。だが、残り4分で力尽きた。ロペスは声にならない叫びを上げ、MFジョニウソン(28)は悲しそうにピッチを見つめた。

 10戦無敗も首位ならず。望月達也監督(44)は「J1を目指している以上、逃げ切らないといけない。追いつかれたことは、シーズン終了まで忘れたくない」と語った。首位、無敗…。そんなことより、イレブンは勝てなかった悔しさの方が、大きかった。【栗山尚久】

[2007年4月26日12時47分 紙面から]



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