- 東北メニュー
-
仙台中原、復帰後“初ゴール”/練習試合
<練習試合:九州大学選抜2-1仙台>◇14日◇延岡・西階陸上競技場
J2仙台は14日、キャンプ地の延岡・西階陸上競技場で九州大学選抜と練習試合を行った。1-2で敗れたが、後半9分にFW中原貴之(22)が自ら得たPKを決め、復帰後“初ゴール”。7人のFW陣による開幕スタメン争いに、名乗りを上げた。
ようやく中原が本領を発揮した。今季3試合目となった練習試合で待望のゴールだ。昨年、J1新潟で身に付けた「強さ」を随所に披露、エースストライカーへアピールした。
見せ場たっぷりの75分だった。前半から、ゴール前のボールに、どん欲に突っ込んでいった。パスを受けると、強引に相手DFと真っ向勝負。「テクニックがないので、DFをかわすより、吹っ飛ばすイメージ」と話すように、あえて相手に向かって突進する姿は「闘牛」そのものだ。
先制点も、その突進で手に入れた。後半9分、MFロペス(28)のスルーパスに反応した中原は、迫力十分でボールに向かった。目の前のGKに見向きもせず、ボール、そしてゴール目指し一直線。たまらず相手GKは中原を倒し、PKを獲得。自分で得たPKを、落ち着いて決めた。
得点後も、ただひたすらゴールに向かった。何度も裏のスペースを狙い、ボールを受ければ、無理な体勢からシュートを放った。前半から飛ばしたため、後半30分で退いたが、存在感を十分に示した。「セーブして90分やるより、出し切って交代の方がいい。得点感覚は、もう少し。ミドルも打てなかったし」と満足はしていない。残りのキャンプ中、自らに居残り50本シュートを課し、それを補うつもりだ。
今季に懸ける思いは強い。中原が師と仰ぐ、FW大柴克友が仙台から戦力外通告された。昨年、大柴がかわいがった後輩が中原だった。「大柴さんにプロの厳しさを教わった。走らなきゃサッカーはできないとも言われました」。レンタル移籍先のJ1新潟から仙台に復帰し、大柴とともにプレーするつもりだったが、それはかなわなかった。電話で「頑張れよ」と声を掛けられ、先輩の無念を胸にピッチに立つ。
何としてでも開幕スタメンを手に入れる。「大柴さんに、僕の成長した姿を見せたいんです」。中原は、大柴に開幕戦のチケットを送る約束をした。【栗山尚久】
[2007年2月15日11時19分 紙面から]
最新ニュース
- 仙台と草津は0-0ドロー/練習試合 [15日18:50]
