- 東北メニュー
-
仙台GK萩原7年目の守護神獲り
Jリーグの中で、同一チームに在籍中、もっとも試合にでていない選手が仙台にいる。J2仙台GK萩原達郎(24)。昨季まで入団して6年間、公式戦出場が1度もない萩原が「7年目の正直」に挑む。キャンプ初日から闘志むき出しのプレーで、好調をアピールしている。狙いは開幕スタメン、ただ1つだ。延岡キャンプ5日目を迎えたチームは5日、延岡市の西階陸上競技場で2部練習を行い、萩原も気迫のプレーで、メニューをこなした。
同一チームに6年間在籍し、その間、1度も公式戦に出場していない。J1、J2合わせても、データが少ないJリーグ発足当時を除くと、過去に例はない。現役では萩原だけが持つ“記録”となってしまった。GKというポジションの関係もあるが、普通は長くても3、4年で他チームに移籍したり、戦力外通告される。だが、萩原は残った。7年目の正直。何としてでもJリーグの舞台に立つ意気込みは今季も強い。
キャンプ初日から、1人顔つきが違っていた。すべてのメニューに「ガチンコ」勝負。本番さながらの飛び出し、至近距離からのシュートにも、顔面から飛び込んでいく。本来、フィールドプレーヤーが目立たなければいけない実戦形式の練習でも、萩原がスーパーセーブを連発。FW陣の見せ場を、すべて奪う。「練習から100%の力でアピールするしかない。シーズン途中からの出場は無理ということも分かっている。開幕スタメンでないと、出番はない。僕には開幕スタメンしかないんです」。萩原は今年にかけている。
出場できなかった6年間、萩原は確実に成長している。05年、藤川元コーチの熱い指導で「サッカーが嫌になったけど、確実に伸びた」。昨年はヴィトール元コーチからブラジル流を伝授された。萩原は「今まで学んだことを、すべて生かしたい。今年は勝負です」と話す。正GK小針清允(29)に加え、昨年のJ2鳥栖の正GKシュナイダー潤之介(29)が加わり、例年以上の激しいポジション争いになる。だが「開幕戦から、やれる自信がある」と、萩原の目には開幕戦のピッチしか見えていない。
昨年は高桑、小針に次ぐ3番手GK。だが、望月達也監督(43)が「まだレギュラーは1人も決まっていない」と言うように、今年は萩原にもチャンスがある。「とにかく開幕戦に出場するしかない。やります」。プロ7年目のオールドルーキーが、7年越しの“プロデビュー”をつかみ取る。【栗山尚久】
[2007年2月6日12時35分 紙面から]
最新ニュース
- 仙台今季初の練習試合3発快勝! [6日19:56](写真あり)
