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仙台MF永井「山形は敵」

- 抱負を語るMF永井
今年もJ2仙台と山形の「みちのくダービー」が白熱する。仙台は20日、ユアテックスタジアム仙台で07年新入団選手および新コーチングスタッフの発表会見を行った。中でも、今季ライバルの山形から移籍したMF永井篤志(32)と手倉森浩コーチ(39)が「山形つぶし」を宣言。今季のみちのくダービー全勝を誓った。また、獲得を目指しているJ2鳥栖GKシュナイダー潤之介(29)は、この日までに交渉がまとまらず、続けて交渉を進める。
背番号24のベガルタのユニホームに袖を通したMF永井が、ニヤリと笑った。山形時代、お隣のライバル仙台に対して闘志を燃やした男が、その仙台にやって来た。「山形に永井あり」とまで呼ばれていたヒーローは、情を捨てた。「山形は敵の1つ」と言い切ってみせた。
迷わずに仙台を選んだ。7年在籍した山形だが「いろいろ理由はあるが、クラブ、フロント、選手。すべての面で仙台の方が上と判断した」と、ライバルからのオファーに笑顔で応えた。32歳でチーム最年長となる永井に対する期待も大きい。望月監督は「永井は20代前半の選手と同じ体力を持っている」と太鼓判。長年、永井のプレーを間近で見てきた手倉森浩コーチも「永井はいいぞ。外国人と日本人の潤滑油の仕事ができる。中盤でMF梁とやらせても面白いかも」と期待を膨らませた。
手倉森浩コーチも山形に未練はない。「山形は敵。こてんぱんにやっつけないといけない。(みちのくダービーで)4戦全勝する」と鼻息が荒い。2人とも山形に恨みなどないが、固い決意で山形を離れた。今季の山形戦前には、2人による緊急ミーティングも行う予定だ。山形を知り尽くしている2人が「打倒山形」の先頭となり、仙台の選手にすべてを伝授する。手倉森浩コーチは「永井が山形にいたら、やりにくかったけどね。永井がいなくなって、どう変わるかだけど、戦い方は全部教えるよ」と話した。
山形から仙台へ、初の移籍選手となった永井。より意識の高いチーム、そして双子の兄誠コーチの目標を達成するため、助けに来た浩コーチ。「山形には1勝もさせない」。2人は“故郷”を捨てた。【栗山尚久】
[2007年1月21日12時8分 紙面から]