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仙台敗退…鈴木弾「Jで雪辱」/ユース

唇をかみ締めながら、悔しそうに引き揚げるMF鈴木弾
唇をかみ締めながら、悔しそうに引き揚げるMF鈴木弾

<Jユースサハラカップ2006:東京U-18 3-0 仙台ユース>◇10日◇千葉・フクダ電子アリーナほか◇準々決勝

 仙台ユースが、初のベスト4進出をかけ、優勝候補の東京U-18と対戦したが、0-3で敗れた。来季トップチームに入団が決まっているMF鈴木弾(17)も相手DFに完ぺきに抑えられ、機能しなかった。鈴木弾は、プロの世界での雪辱を誓っていた。

 「いつかFC東京を倒してやる」。高校のサッカー生活を終えた鈴木弾は、敗れたピッチの上で誓った。

 東京U-18は、トップチーム昇格選手3人を擁する、断トツの優勝候補。力の差は歴然としていた。激しいプレッシャーに、素早いパス回し。常に試合を支配され、相手の20本に対し、4本しかシュートを打てなかった。攻撃の核・鈴木弾も止められ、ボールを持つと、すぐに2人以上のDFが囲み、仕事をさせなかった。鈴木弾は「悔しい。うまくスピードを吸収されてしまった。得意のドリブルもできなかった」と悔しがった。

 プロの道に進む鈴木弾は、イレブンの思いを胸に、トップチームへ乗り込む。「自分1人だけ、トップ昇格した。トップに行けずに悔しい思いをしてる人もいる。大学へ進学する人も、将来的にはプロを目指すだろうし、自分が頑張らないといけない」と話す。来春の春季キャンプからトップチームに合流するが、正月返上で走りこみを行う予定だ。仙台市内の八乙女~北仙台間約10キロの「弾マラソンコース」を毎日のように走り続ける。鈴木弾は「望月監督は走るサッカーと聞いてる。合流して、すぐについていけるように走ります」と、プロの体で合流するつもりだ。

 目指すは開幕スタメン。「小さくて速いイメージが僕に似てる」という元仙台のFW佐藤寿にあこがれる。鈴木弾は「前を向いたらプロでも勝負できる。スピードならプロにも勝てるかなと思う」と自信たっぷりに話す。J1に昇格し、同じ土俵で東京を倒す。鈴木弾の、プロとしての目標ができた。【栗山尚久】

 ◆鈴木弾(すずき・だん)1989年(平成元年)3月9日、福島県生まれ。エスペランサいわき~尚志高~ベガルタ仙台ユース。06年仙台カップ国際ユースサッカー大会東北代表。スピード感あふれるドリブルは一級品。165センチ、64キロ。

[2006年12月11日10時49分 紙面から]



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