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仙台逆転昇格へ菅井で柏斬り

紅白戦でFWボルジェス(下)と激しく競り合う仙台DF菅井
紅白戦でFWボルジェス(下)と激しく競り合う仙台DF菅井

 18日のアウエー柏戦は、DFながらチーム日本人得点王の菅井直樹(22)に任せろ! J2仙台は15日、泉サッカー場で紅白戦など約3時間の練習を行った。先週の練習で右ひざを痛め、別メニューを続けていた菅井が、レギュラー組に復帰。勝たなければJ1昇格の可能性が消滅する大一番に、強行出場する構えだ。

 柏を想定した紅白戦。レギュラー組は何度も決定機をつくったが、そのほとんどが右サイドからの攻撃だった。なぜなら、右サイドバックに菅井が帰ってきたからだ。自らが「超攻撃的」というDF菅井のスタイルは、守備3割・攻撃が7割。紅白戦でもリスクを恐れずに、攻め続けた。

 菅井は「攻めなきゃ点が入らない。自分の右サイドバックというポジションは、点を取ってなんぼだと思ってますから」と話した。3試合連続無得点のチームにとって、菅井がカウンターを恐れずに、サイドを駆け上がる姿こそ、今の仙台に最も必要なものかもしれない。

 4月の鳥栖戦でプロ入り初ゴールを決めた菅井は、たった1カ月で5ゴールを量産。振り返れば、菅井が得点していた第1クールが仙台本来の姿、そして一番強かった時期だった。その菅井も、ゴールから約半年遠ざかっている。「とにかく狙う。立場上、でかいことは言えないけど、戦う姿勢を見せて得点に絡みます。やるときはやりますよ」と、柏戦で大暴れすることを誓った。

 「逆転の菅井」。高校時代の呼び名だ。山形中央高3年時、県大会決勝で延長後半残り4分で全国大会出場を決める決勝弾。選手権1回戦でも後半に逆転の決勝ゴールを決めている。追い詰められた窮地、逆境こそ、最も好むシチュエーションだ。「今年1年のすべてをかけます。どんでん返しを狙ってね」と、ドラマを起こすつもりだ。

 昨年は、わずか1点の勝ち点が足りずに号泣した菅井。「もう悔し涙はこりごり」という。直接対決での菅井の半年ぶりのゴールが、3位柏の歯車を狂わせ、仙台に奇跡を呼び込む。【栗山尚久】

[2006年11月16日11時57分 紙面から]



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