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関口と中島“和製2トップ”で大勝負

- 紅白戦で、フェイントをみせるFW関口(右)、シュートを決めるFW中島
J1昇格へ最後の望みをかける18日の柏戦を前に、J2仙台攻撃陣に、大幅なてこ入れが行われた。現在、公式戦3試合連続無得点と重症で、連日の紅白戦ではエースFWボルジェス(26)をスタメンから外し、今季初となるFW関口訓充(20)とFW中島裕希(22)の“和製2トップ”を起用。大一番を2人の若いFWで戦うことが濃厚となった。
連日の紅白戦。レギュラー組の前線には若い2人が位置、さらにトップ下にMFロペス(27)。関口、中島ともに裏へ抜け出す動きを得意とするだけあって、面白いようにボールが動く。ロペスからのスルーパス、2人の息の合ったコンビネーション…。この2日間の紅白戦で関口は2ゴール、中島に至っては5ゴールと爆発。柏戦まで時間があるだけに、当初は「試行」の意味合いが強かったが、2試合で7得点を挙げた2人の爆発力に、本番でもこの布陣を「決行」することになりそうだ。
関口と中島は、ほとんど毎日夕食を共にする大の仲良し。お互いを「兄弟」と呼び合う2人は、ピッチ上でもその「きずな」を発揮する。関口が「裕希さんとは、いつも一緒にいるから息が合う」と言えば、中島も「本当にやりやすい」と話す。その日の練習で、悪かった部分を深夜までとことん話し合い、意見を交換する。楽しいはずのディナーが反省会になることもしばしば。「セキ(関口)と組むと攻撃のバリエーションが増える。最近はご飯を食べながら、攻撃について語ることもある」と中島。9日の夕食時には、対柏の攻撃方法についても話し合った。
練習を終えた関口は「柏戦はおれらに任せて欲しい。監督に信用してもらいたい」と起用を懇願。中島も「2日で7点。点を取れる感触がある」と自信を見せた。柏戦まで1週間。サンタナ監督(57)は来週には違う形を試すかもしれない。だが、2日間の紅白戦で判断すれば、3試合無得点の「得点王」ボルジェスを頼るより、2人の「イキの良さ」の方が上なのは間違いない。
今季は出番に恵まれなかった2人だが、中島は「公式戦3試合無得点のうっぷんを晴らしてみせる」と誓った。関口も「奇跡を起こしてみせますよ」と鼻息が荒い。負けたら今季のすべてが終わる大一番。2人の若武者が仙台を奇跡へと導く。【栗山尚久】
[2006年11月11日12時39分 紙面から]