- 東北メニュー
-
みちのくダービーに仙台DF木谷が強行出場

- 練習を終え、ストレッチで体をほぐす仙台DF木谷
山形には、絶対に負けられない。28日、J2仙台はホームで今季最後のみちのくダービーを迎える。今季1勝1敗1分けの五分で、決着の第4ラウンドになる。前節は11位の水戸に、まさかの連続ドローだったが、まだJ1昇格の可能性は残っている。20日の練習で左足を負傷し、水戸戦を欠場したDF木谷公亮(28)も驚異の回復力でチーム練習に合流。ダービーも強行出場する構えだ。
徳島、水戸と下位相手に勝ち点6を手に入れるはずだった2連戦。だがいずれもドローに終わった。昇格への道はいっそう厳しくなったが、可能性が残っている限り、仙台はあきらめるわけにはいかない。
1、2位の神戸、横浜FCがあと1勝した瞬間、仙台の自動昇格が消滅する。狙いは3位の入れ替え戦進出。現在、3位柏との勝ち点差は9だ。6試合を残す柏が、仮に2勝4敗以下の成績でシーズンを終え、仙台が残り5試合全勝すれば、勝ち点で並び、得失点差で仙台が有利。数字的には奇跡に近いが、信じ戦うしかない。
ダービーを前に明るい材料もある。水戸戦を欠場した木谷が、25日に泉サッカー場で行われた練習に合流。紅白戦にも出場し、軽快な動きを披露した。頼れるセンターバックが戻ってきた。木谷は「まだ痛みはあるが、いけそうな感じです。監督にも大丈夫、できますと答えました」と山形戦出場をアピールした。また、同じく累積警告で水戸戦を欠場したDF磯崎敬太(25)も復帰。ダービーの最終ラインは、ベストメンバーの4人がそろった。
鉄人・木谷。今季はMF千葉直樹(29)に続くチーム2位の出場記録を持つ。すでに40試合に出場、実に3580分を戦っている。残りは450分。ほとんどの選手が「例年より疲れがたまっている」と口にするが、木谷だけは別だ。「特に今年が疲れてるっていうのはない。むしろ昨年の方がきつかった」と、終盤の戦いへスタミナ十分だ。
勝負の第4クール、仙台は7試合で8失点した。4月に6試合連続無失点を記録したときの、安定感を失っている。だが、今回のダービーだけは負けられない。前回の対戦では不覚の敗戦を喫したが、今では立場が違う。可能性を残す仙台に対し、山形はすでに昇格の望みを絶たれている。DF池田昇平(25)と2人合わせて363センチの両センターバックが、文字通り仙台の「高い壁」になる。【栗山尚久】
[2006年10月26日11時4分 紙面から]