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仙台、ダービー激闘も痛いドロー/J2

- 同点ゴールを決め、刀を振り回すパフォーマンスで喜ぶFWボルジェス
<J2:仙台1-1山形>◇第24節◇24日◇ユアスタ
今季2度目のみちのくダービーは激闘の末、1-1のドローに終わった。前半6分、山形がMF財前宣之(29)のFKをDF内山俊彦(27)が頭で合わせ、先制。ホームの仙台は同42分、FWボルジェスの6試合ぶりのゴールで同点に追い付いた。後半も両チームの激しい攻防が続いたが、ゴールを割ることはできなかった。仙台の3位は変わらず、山形は8位から9位に下がった。
これこそがダービーマッチ。まさに死闘だった。試合開始から仙台が一気にスパートをかけた。最初のチャンスは前半2分。右サイドを駆け上がったDF菅井直樹(21)がGK清水と1対1になった。思い切り右足を振り抜いたが、ボールは枠を外れ、先制のチャンスを逃した。攻守がめまぐるしく入れ替わる。同6分、内山に豪快なヘディングシュートを許した。DF渡辺広大(19)は「直前のFKでフリーになる選手がいた。修正できないまま失点につながったFKを迎えた」と振り返った。不透明なマークが失点になった。
まさかの展開に「ダービーマッチは絶対に負けたくない」と前日に話していたボルジェスが発奮した。前半42分、MF熊林親吾(25)のスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出し、左足で同点弾を決めた。久しぶりの1発に、日本の侍が刀で斬るのをまねたサムライパフォーマンスを披露。サポーターのボルテージも最高潮となった。
後半も手に汗握る展開となった。後半22分、ゴール前の混戦からMFチアゴネービスが左足でシュートを放ったが、無情にもクロスバーにはね返された。サンタナ監督(57)は万代、清水、磯崎の3選手を投入、必死の采配を見せた。
ラストチャンスも菅井だった。後半ロスタイム、右サイドをフリーで上がり、またもやGKと1対1になったが「シュートコースを切られた」とGK清水にはじかれた。試合終了の無情のホイッスル。決定機を2度外した菅井は「自分の責任です。決めないといけなかった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。
好ゲームも、仙台にとっては痛いドロー。勝てなかった理由を村上和弘主将(25)MF梁勇基(24)は「攻守の意思統一ができていない」口をそろえた。ボールを回すか、サイドを使うのか…。攻守の形をはっきりさせなければ、勢いには乗れない。【栗山尚久】
[2006年6月25日11時34分 紙面から]