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みちのくダービー、サンタナ監督必勝誓う

- ミニゲームで、金子(左)のビブスをつかみながらドリブルで切り込むFWボルジェス
W杯日本代表は敗れたが、みちのくダービーが盛り上げる。今日24日、ユアテックスタジアム仙台でJ2仙台対山形の今季2度目のダービーマッチが行われる。前回4月の対戦では3-0と仙台が圧勝。連勝を狙い、チームは23日、泉サッカー場でミニゲームなど約2時間の練習を行った。中でも、ダービー初出場となるFWボルジェス(25)が燃えている。お祭り騒ぎが大好きだが、6試合ぶりとなるゴールを、ダービーの舞台で決める。
ドイツW杯での日本敗退から約4時間後に始まった練習。午前4時からの試合ということもあり、ほとんどの選手がテレビ生観戦はしていなかったが、日本中の暗いムードを察知したサンタナ監督(57)が日本人選手を気遣った。「仙台の選手も、日本の敗退でショックがあるだろうから」と、楽しい雰囲気にするために、自らビブスを着てミニゲームに参加した。
往年のプレーこそ見られなかったが、ゴール前にパスを出すなどイレブンを大爆笑させ、集まった約100人のサポーターも大喜び。たった数分の出来事だったが、雰囲気を変えた。さらに親友ジーコ監督に「フェアなプレーで良く戦った。たたえたい」とメッセージも送った。
ブラジルは勝ち抜いたが、同監督の頭の中はダービー一色だ。厳しい表情で「山形は危険なチーム。特にアウエーゲームが好きなチームという印象がある」と警戒した。前節愛媛戦では、采配がズバリと決まり勝利をもぎ取った。中2日だが「勝たないといけない」とダービー連勝を誓った。
ブラジルのゴールラッシュで日本の夢はついえたが、逆に刺激を受けたのがFWボルジェスだ。04年サンカエターノ時代にチームメートとしてともに戦った、DFジウベルトの豪快なゴールに「彼とは冗談を言い合ったりする仲。本当にうれしかったし、僕も得点したいと感じたよ」と刺激を受けた。5月の草津戦以来、5試合ゴールから遠ざかっている。前回は累積警告で出場できなかったダービーで復活ゴールを決めるつもりだ。「イライラしてないよ。自分の仕事を信じて、やり続ければ大丈夫」と力強く語った。
世界中にある「ダービーマッチ」。もちろんボルジェスもブラジル国内で何度も経験がある。「ダービーは重要な試合。プレッシャーも大きいけど、どんな形を取っても勝たなければいけない」という。みちのくダービーが、東北のサッカーファンを沸かせる。【栗山尚久】
[2006年6月24日11時48分 紙面から]