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仙台また5発!ロペスヘッド2点/J2

- 後半21分、豪快なヘディングシュートを決めるFWロペス
<J2:仙台5-1鳥栖>◇第18節◇28日◇鳥栖
強いぞ、仙台! アウエーで鳥栖と対戦した仙台は、2試合連続の5得点で5-1と圧勝。前半10分にMF梁勇基(24)が先制ゴールを決め流れに乗った。1-0で迎えた後半1分に、MFチアゴネービス(21)が2点目を決め、後半21分にはFWロペス(26)が豪快なヘッドで3点目。さらに後半35分にMF熊林親吾(24)が4点目を決め試合を決めた。そして締めはロペス。後半42分に、この日2点目となるダメ押しヘッドを決めて計5点。2試合で10得点の破壊力を披露した。27日に柏、横浜FCがそれぞれ勝ったため、順位は3位のままとなった。
まるで98年のフランスW杯決勝、ブラジル対フランスのFWジダンを見ているようだった…。CKからの豪快なヘディングでの2得点。ロペスの最高到達点に、鳥栖DF陣はだれも届かなかった。上空という場所こそ、ロペスにとってフリーになれる場所だった。
2点リードで迎えた後半16分、クリアミスから失点し、1点差に詰め寄られた。勢いを取り戻した鳥栖は、これを機に攻めに転じた。だがわずか5分後、チアゴネービスの右CKに飛び込んだロペスが、高い打点でのヘディングを見舞った。「鳥栖に流れが行きかけてたから、決まって良かった」と笑顔で振り返った。CKでは大体ニアポスト付近に位置するロペス。「CKの時は、ニアの当たりに必ず僕がいると、みんなに言っているんだ」と、練習時から「ロペスのいる場所」はイレブンに伝わっていた。
圧巻だったのは後半42分のゴール。交代で入ったばかりのDF磯崎敬太(25)が、練習中も蹴ったことがないCKのキッカーを務めた。磯崎自身も驚きの仰天指令だったが「あそこに蹴ればロペスが決めてくれると思った」と、ニアポスト付近に狙いを定め「初めて」CKを蹴った。1点目と同じような場所に、円を描いたボールは飛び、21分前に起きたゴールの瞬間と全く同じ絵を見ているかのようなゴールが決まった。「信じられないことに、2回とも同じ所にボールが来た。磯崎のCKは練習もしてないのに、呼吸があった。点を取る運命だったんだよ」とロペス。自身も観戦したフランスW杯決勝戦に酷似した2つのゴールシーンに「こんなゴールを見るのは、本当にW杯決勝のジダン以来だよ」と驚きの表情を見せた。
通算8得点となったロペスは得点ランク2位に浮上。現在9得点で得点王のFWボルジェス(25)とで1、2位を占めた。チームも2試合で10得点と、サンタナ監督(57)が掲げる攻撃サッカーが形になってきた。試合後の会見に笑顔満面で現れた同監督も「点を取りにいくプレーができている。今後は明るい」と満足そうに話した。前節草津戦はボルジェスのハットトリック。そして、この日はロペスの2得点。彼らの季節である夏を目前にスパートし始めた。【栗山尚久】
[2006年5月29日11時38分 紙面から]