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仙台待望勝利、MF千葉ダメ押し弾/J2

後半26分、ゴールを決めたMF千葉に大喜びで抱きつくMF熊林。右はMF梁、左はDF中田
後半26分、ゴールを決めたMF千葉に大喜びで抱きつくMF熊林。右はMF梁、左はDF中田

<J2:仙台3-1愛媛>◇25日◇第5節◇ユアスタ

 強い仙台が戻ってきた! 仙台はホームでJ2初参入の愛媛を3-1で破り、今季ホーム初勝利を飾った。前半38分にMFロペス(26)の豪快ヘッドで先制。後半開始直後にFWボルジェス(25)が2点目、同26分にMF千葉直樹(28)がダメ押し弾を決めた。

 流れを仙台に引き戻したのはミスターベガルタ、千葉だった。1点差の後半26分。ペナルティーエリアの右サイドでボールを受けた千葉は、一瞬プレーを止めてゴール前を見渡した。シュートかクロスか…。瞬時に「GKの届かないところに、厳しいボールを入れる」ことを決めた。軽いカーブがかかったボールは、緩い弧を描き、ゴール左隅に向かった。

 「少し行き過ぎだ。GKに取られる」。だがボールは仙台サポーターの歓声に後押しされたように風に乗り、GKの頭を越えて直接ネットに突き刺さった。勝負を決定づける貴重なゴール。「狙ってなかった」と戸惑う千葉に、熊林や梁が大喜びで飛び付いていた。サポーターも「直樹コール」の大合唱だ。

 今季仙台の日本人初ゴール。さらにチームも連敗を止め、攻撃的な試合運びも戻った。だが笑顔はない。「愛媛相手にこの内容じゃだめ。終わってみればシュート数だって同じ」と納得いかない様子。さらに「首位の柏も勝った。離される前に近づいていかないと」と最大目標の昇格に向け、気を引き締めた。

 キャンプ中から「このチームは外国人に頼ってはいけない。僕たち日本人が頑張らなければ厳しい」と語っていた。これまで2試合はロペス、ボルジェスが厳しいマークに遭い、攻撃を封印された。暗いムードを断ち切るには、日本人選手のゴールが必要だった。それでも千葉は自分のゴールに喜ぶこともなく「あの1点は、いらなかった」と失点を悔やんだ。勝利のため、チームに、自分に厳しくプレーする。【栗山尚久】

[2006年3月26日10時58分 紙面から]

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