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山形が勝負予算1億円増で昇格目指す

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山形の海保理事長(左後方)は、通常総会の冒頭であいさつする
山形の海保理事長(左後方)は、通常総会の冒頭であいさつする

 J2山形が“勝負予算”でJ1昇格を目指す意気込みを示した。23日、第21回通常総会を山形市の山形県スポーツ会館で行い、08年度の収支予算案が承認された。注目は、トップチームの支出を前年度比で約1億円増やし、4億7300万円を計上したこと。小林伸二監督(47)ら現場スタッフを一新し、負傷防止のためにトレーナーを増員するなど、山形フロント陣の「本気度」がにじみ出た。

 山形は、今季(08年度)予算でトップチームの支出を、4億7300万円に増額した。選手総年俸や報酬増、レンタル移籍料、勝利給などに充てるほか、トレーナーを3人から4人に増員。昨年は主力に負傷が続いた反省から、選手の体調管理を徹底する意向が数字で示された格好だ。

 海保宣生理事長は「強化に投資した。健全経営の中で、今季投資できる範囲」と説明した。小林監督ら現場スタッフを一新し、前身のNEC山形をJFLに昇格させた中井川茂敏氏をGMに招聘(しょうへい)。フロント、現場が一丸となり、昨季9位から飛躍しようとする姿勢が、予算編成にも表れた。

 支出増に伴い当然、収入増も不可欠だ。平均入場者数を、昨季の4243人から6000人に約50%アップする目標を設定。商品売り上げと合わせて、前年比5500万円の収入増を見込んだ。チームが首位争いを続ければ、観客は自然に増えるが、下位に沈めば減収は避けられない。海保理事長は「今年は県内全般ではなく、村山地区にPRを集中させる。青年会議所などに支援を呼び掛け、地域のイベントにも参加する」と説明。山形市周辺の地元密着活動を強化し、観客数の安定を目指す。

 今回の予算を組むために、過去の移籍金を積み上げたJ1昇格準備基金から、4000万円を臨時収入に組み入れた。J2の中でも経営規模の小さい山形が、勝負に出た。【柴田寛人】

[2008年1月24日11時36分 紙面から]

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