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山形MF財前、意地のPK弾/J2
<J2:仙台1-1山形>◇第44節◇10日◇ユアスタ
今季最後のみちのくダービーは、山形が仙台と1-1の引き分けに持ち込んだ。後半ロスタイム、昨季仙台から加入したMF財前宣之(30)が同点PKを決めた。山形は今季ダービー未勝利で9位のままだったが、意地を見せた。
財前が意地の同点PKで、山形を敗戦から救った。後半ロスタイム、ドラマが待っていた。ペナルティーエリア内でFW横山拓也(22)が木谷と接触して転倒。その後木谷が異議を唱えたため、主審はPKの判定を下した。ゴール裏、約1000人の山形サポーターから大歓声。キッカーは財前だった。ベガルタゴールドに染まったスタンドの大ブーイングの中、ゆっくりと助走を取ると、倒れ込みながら右足で決めてみせた。
「横山が頑張ってファウルを取ったので、横山に蹴らせてあげたかったが、倒れて1度ピッチを出なければならなかったので僕が蹴った。あれはおまけです」。数々の修羅場を乗り越えたベテランらしい冷静なキックだった。
後半15分にMF宮沢克行(31)と交代し、キャプテンマークを巻いてピッチに立った。いきなり同20分、DF石川竜也(27)のクロスをバックヘッドでシュートした。さらに左サイドでボールをキープし、得意の切り返しから右足で、何度もゴール前に好クロスを連発。試合の流れを変えた。樋口靖洋監督(46)も「リズムがいったりきたりした状況で、役目を果たしてくれた」と振り返った。
チーム状況は厳しい。次節で敗れると、自動昇格圏内2位消滅の可能性もある。それでも財前は「山形の存在感を見せるため、チームのモチベーションは1つになった」。残り7試合、全勝を目指す。【塩谷正人】
[2007年10月11日13時40分 紙面から]
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