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秋田・大館市13年越しリベンジ準V
日本一の「ファイアーウーマン」が、横浜で決まった。日本消防協会は25日、隔年開催の全国女性消防操法大会を神奈川・横浜市消防訓練センターで行った。47都道府県から1組ずつ、女性消防隊が集結。軽可搬ポンプと呼ばれる器具の操作を行い、動きの速さや正確さ、同調性を競った。東北6県からも6団体が参加。秋田県大館市が準優勝し、福島県飯舘村が7~12位相当の優良賞を獲得した。
「軽可搬ポンプ操法、始めます!」。消防訓練センターの広大な運動場に、女性の声が響いた。全国の女性消防隊の技術向上と士気の高揚を目指し、85年に第1回大会を開催。97年以降は隔年で行われ、今年で第18回を迎えた。軽可搬ポンプとは、1人で背負って移動できる小型消防器具。防火水槽からポンプで水をくみ上げ、火元に放水する。女性でも比較的簡単に操ることができ、初期消火活動で効果を発揮する。
これを競技として行うのが、今大会だ。ポンプ隊は指揮者、放水役の1番員、補助の2番員、伝達の3番員、エンジン担当の4番員の総勢5人。ポンプから威勢良くホースを取り出し、ホースをつなげ、2個のボールを設置した仮想の火元に放水する。すべて作業を終えるまで、約1分。都道府県代表が2チームずつ、練習の成果を披露した。6組目の岐阜県代表が、この日最高の98点(100点満点)をマーク。優勝をほぼ決めるハイスコアに、会場がどよめいた。
21組目の秋田県大館市消防隊が、88点で準優勝。点数が場内で発表されると、全員が号泣した。95年の第11回大会にも出場したが、放水前に水が漏れるミスがあり、失格。13年越しのリベンジを果たした。隊長の奥村牧子さん(50)は「家庭ではおばあちゃんにご飯を作ってもらうとか、周囲のサポートがあったおかげ」と感謝した。地元では特産「比内地鶏」の偽装問題が影を落としているが、女性消防隊が明るい話題を提供した。【柴田寛人】
[2007年10月26日14時53分 紙面から]
