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仙台育英エース絹川は「骨端症」
椎間板(ついかんばん)ヘルニアの疑いで、全国高校駅伝(23日、京都)出場が危ぶまれている日本女子陸上界のホープ絹川愛(めぐみ=仙台育英3年)が17日、「骨端(こったん)症」と診断された。腰に痛みを訴え、8日に緊急入院。この日の再検査で診察された。まだ痛みがあるだけに、出場の可否は19日の都大路試走後、20日に渡辺高夫監督(60)が最終決定する予定だ。
絹川はこの日午前、入院先だった栃木県那須塩原市の福島整形外科病院(福島稔院長)で再検査を受け、「骨端症」と診断された。痛み止めを打って母校に戻った絹川は、軽めのウオーキングで調整した。成長過程の若いアスリートにありがちな症状。絹川の場合は、成長している骨盤が腰の筋肉や神経を圧迫しているためという。病院に付き添った渡辺監督は「最悪、裂離骨折も考えていたが、裏を返せば、発育しているということは先を考えたらうれしいこと」と話した。
8日の入院時は歩行も困難な状態だったが、16日の練習では軽いジョギングもこなせるまでに回復。同日、テレビ観戦した全国実業団女子駅伝も“良薬”になった。8月の大阪世界陸上女子1万メートルと11月下旬の国際千葉駅伝に、ともに日本代表として出場した福士加代子(25=ワコール)が5区で13人抜き。絹川は「同じ状況(スケジュール)の福士さんが走っているのに、自分がこれくらいで下がっていられない。まだあきらめたくない。(22日の駅伝エントリーの)タイムリミットまで待ってください」と渡辺監督に直訴した。
だが、渡辺監督は「絹川は100%走るというだろうが、見極めるの大人の責任」と慎重な姿勢を貫いた。来夏の北京五輪へ向け、すでに1万メートルの標準記録を突破している絹川は、日本陸連の強化指定選手。京都入りし試走する19日には、医師免許を持つ日本陸連トレーナーも同行する。試走を含め、痛み止めで痛みが消えても、8日から走っていないだけに万全の状態は望めない。渡辺監督は「走らせるなら1区かアンカー(5区)だが、絹川の名前と実力を考えれば区間5位以内が目安。最低限の走りができるかどうかを見極めたい」と、20日に最終決断を下す予定だ。【佐々木雄高】
[2007年12月18日11時6分 紙面から]
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