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仙台育英エース絹川が椎間板ヘルニア

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絹川(下)は会見後、ケニア人留学生ゲシュールと軽めのストレッチをこなす
絹川(下)は会見後、ケニア人留学生ゲシュールと軽めのストレッチをこなす

 全国高校駅伝(23日、京都)に出場する仙台育英女子のエース絹川愛(めぐみ)主将(3年)の故障が14日、明らかになった。椎間板(ついかんばん)ヘルニアによる座骨神経痛を発症。同日、同校・多賀城校舎で行われた男女駅伝チームとラグビー部の全国大会出場激励壮行会後に、渡辺高夫監督(60)が明らかにした。今夏の大阪世界陸上女子1万メートルに出場した、日本女子長距離界のホープを襲ったアクシデント。現時点での全国大会出場は微妙だが、状態を見極めチームが京都入りする20日に最終決定する。

 年末恒例になった仙台育英・男女駅伝チームの「定例会見」が凍りついた。開口一番、渡辺監督が発した言葉は「絹川は走れる見込みがない」。同席した絹川からは、いつもの「メグ・スマイル」も絹川節も披露されなかった。

 7日に腰の痛みを訴え、そのまま千葉合宿入りしたが、翌8日朝に歩行もままならない状態になった。そのまま栃木県内の病院に2泊3日の緊急入院。椎間板ヘルニアと診断された。ブロック注射は打ったが、飲み薬を含めドーピングを考慮して使用できる薬が制限される状態。まだ痛みが残る絹川は「不安で毎日が地獄みたい。でも、みんなで優勝を目指してきたので、あきらめたくない気持ちでいっぱいです」と主将としての責任感からか、涙声を抑えながら気丈に話した。

 渡辺監督は「仙台育英だけの選手なら(故障を)隠したかもしれないが、全国が期待する日の丸を背負った選手なので」と、あえて公表に踏み切った。だが、完全に出場をあきらめたわけではない。同監督は「北京五輪を含めて将来のある選手なので無理はさせたくない。走らせるために通常以上の治療はしないが、効果が出て突然、痛みがなくなることもある。見通しは50%」と期待した。

 都大路では1年時からレギュラーを務め、昨年は3位入賞の原動力になったエースの故障。だが、今年の女子チームは、絹川抜きで東北大会を制した。副将の岩川真知子(3年)は「チームが落ち込んでいては治るものも治らない。絹川が世界で戦ってきた姿を見て、1人1人の力も伸びました。駅伝はみんなで支え合うものなので力を合わせて頑張りたい」と逆境に立ち向かう姿勢を示した。【佐々木雄高】

[2007年12月15日12時2分 紙面から]

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