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仙台育英アベックV16/高校駅伝

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仙台育英女子のメンバー(左から岩川、ミリアム、広瀬、阿部、絹川)
仙台育英女子のメンバー(左から岩川、ミリアム、広瀬、阿部、絹川)

<全国高校駅伝宮城県大会>◇20日◇宮城県亘理町、山元町・公認亘理マラソンコース◇男子7区間(42・195キロ)、女子5区間(21・0975キロ)

 仙台育英が男女とも全員が区間賞を獲得する完全優勝でアベック16連覇した。女子は今夏の大阪世界陸上1万メートル日本代表の絹川愛(めぐみ)主将(3年)がアンカーを務め、全員が赤い糸を左手小指に巻き、1時間9分20秒で圧勝した。男子は2位を7分も引き離す2時間5分34秒で2年ぶりの全国王座奪還に手応えを示した。男女とも12月23日の全国大会(京都)に出場する。

 昨年の都大路1区(6キロ)で区間賞を獲得した仙台育英の絹川が、2位以下を4分58秒も引き離し、余裕のゴールだ。高々と掲げた左手の小指には、こよりのように結んだ赤い糸。絹川の発案でこの日、サポートメンバーを含む女子10人全員が巻き付けてレースに臨んだ。「婚約指輪ではなくて、約束を守るためです。みんな親や先輩やいろいろな人と約束して走り続けてきたので」と深いきずなと感謝の気持ちを強調した。

 本調子ではなかった。秋田国体の少年女子共通3000メートル2位の後、中4日で神戸女子選抜長距離大会5000メートル(13日)に出場。高校記録更新を狙ったが、2200メートルすぎに左足ひ骨付近が痛んで、途中棄権した。痛みは引いたが、精神的ダメージは大きかった。「記録、記録で頭でっかちで走り、自分らしさを出せなかった。選手としてやってはいけないことをしてしまい、気持ちが沈みました」と振り返った。

 渡辺高夫監督(59)からはこの日のレース回避も打診されたが「3キロ区間でも走りたい」と直訴した。昨年、母親が病死しても走り続けた先輩の沼田裕貴(19=しまむら)から引き継いだ主将の重責。その沼田には昨年の全国3位後、「来年はメダルの色を変える」と約束した。チームの設定タイムには10秒届かなかったが、絹川は「ここからがスタートだと思ってチーム一丸で頑張りたい。みんな新しい自分探しの場にしていかなければ」と語った。【佐々木雄高】

[2007年10月21日12時45分 紙面から]


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