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花巻農高・鹿踊部が乱舞

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花巻農高鹿踊部は、フットサル球団のホーム開幕戦で、鹿踊りを披露した
花巻農高鹿踊部は、フットサル球団のホーム開幕戦で、鹿踊りを披露した

 花巻農高鹿(しし)踊部(岩手)が、「世界レベル」の技を見せた。14日の日本フットサルリーグ「ステラミーゴいわて花巻対バルドラール浦安」の試合前に、伝統芸能の鹿踊りを披露。先月15日に中国・北京で行われた「日中のお祭りIN北京」に参加し、自信を深めていた。今月初旬の県高校総合文化祭郷土芸能発表会では、最優秀賞を獲得。1000年以上の歴史を持つ鹿踊りの伝承に努めている。

 日本フットサルリーグの地元開幕戦を控えた花巻市総合体育館。試合開始1時間前に、花巻農高の生徒8人の鹿踊りが始まった。2本の長い角をつけた踊り手が、歌いながら、腹に下げた太鼓を打ち鳴らす。「二番庭」と呼ばれる演目を約15分間、披露した。鹿踊部の伊藤葉月部長(3年)は「初めて鹿踊りを見る人が多いと思うので、好きになってもらいたかった」と笑顔を見せた。

 鹿踊部は58年に発足。花巻市東和町に伝わる春日流落合鹿踊の流れをくむ。実績が認められ、先月15日に中国・北京で開催された「日中のお祭りIN北京」に出演。阿波おどりや中国カンフーなど、約20の伝統芸能が集結した一大イベントで、日本の高校生団体として唯一参加した。帯同した大野珠輝顧問は「言葉が通じない皆さんにも文化を伝えようとして、踊りが大きくなった。自信がみなぎってきた」と海外公演の効果を強調した。

 今月6、7日の岩手県高校総合文化祭郷土芸能発表会(一関市)で最優秀賞を獲得し、9年ぶりに全国大会出場権を獲得。鹿踊りの認知度は、再び高まっている。伊藤部長は「今年は国内では、埼玉と神奈川にしか行っていない。東北の他県にも広めたい」と力を込めた。【柴田寛人】

[2007年10月19日12時42分 紙面から]


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