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秋田好発進トンガ人で圧倒/国体ラグビー
<秋田わか杉国体>◇7日目◇5日◇八橋運動公園球技場
ラグビー少年男子は地元・秋田が24-0で石川を下した。トンガ人のフランカー、シオーネ・ベア(明桜高2年)が前半21分に決めるなど4トライで快勝した。
173センチ、82キロのトンガ人ベアが、秋田の8強進出に貢献した。前半21分、敵陣左中間5メートル付近でターンオーバー。持ち出したベアが左隅に飛び込み、チーム3本目のトライを決めた。少したどたどしい日本語で「初めての国体、トライはうれしい」。後半8分に交代するまで、豊富な運動量で相手をかき回した。
まだまだ成長途上だ。明石渉監督(38)は「考えてラグビーをする能力がまだない。だから本能で力を発揮するポジションに置いている」と話す。ベアが本格的にラグビーを練習したのは、来日してからだ。ラグビーが国技の母国では「小さいころからやってたけど、遊びみたいだった」と言う。
一昨年12月、熱帯の南太平洋から日本にやってきた。当時の秋田経法大付高を受験、昨年4月に入学。「雪を初めて見た。寒かった」と秋田の印象を振り返った。それでも帰る気持ちは全く起こらなかった。「ずっと日本に来たかった」。母国の学校の大先輩に元日本代表のシナリ・ラトゥらがいたからだ。
言葉を覚えることだけ、苦労した。テレビドラマを見たり、本を読んだり。級友とボウリングに出掛けるなどし、徐々に会話を覚えた。学校の寮では名門の野球部員と仲良くなって応援に行き、日本のメジャースポーツを初めて見たという。「楽しい。食べ物も、そば以外何でも大丈夫。納豆も食べます。日本でずっとラグビーを続けたい」と瞳を輝かせた。【清水智彦】
[2007年10月6日10時51分 紙面から]
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