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仙台育英絹川、日本選手権へ上々/陸上
<東北高校陸上>18日◇最終日◇秋田県立中央公園総合運動場陸上競技場
女子3000メートル決勝で仙台育英の絹川愛(めぐみ=3年)が2位となり、9分15秒66の今季自己ベストで日本選手権に向けた最後の実戦調整を終えた。世界陸上大阪大会出場をかけた29日の同選手権1万メートルを想定したペース配分。準高地練習の成果が出すぎ、序盤の1000メートルでオーバーラップになったが、中盤は抑え気味にレースを運び、想定タイムを約2秒上回ってゴールした。
レース直後の絹川に笑顔はなかった。今年は日本選手権への調整を最優先。東北大会は全国高校総体の出場権(6位以内)を得ることが目的だっただけに、順位やタイムではなかった。渡辺高夫監督(59)から指示されていた想定ラップを序盤からオーバーし、中盤から慌てて修正したためにリズムを崩した。絹川は「不完全燃焼の後味の悪いレースになってしまいました」としょげた。
2位になった16日の1500メートル同様、青森山田のケニア人留学生フェリスタ・ワンジュグ(2年)がスタートから飛び出した。1500メートルではあえて追うこともせず、自分のぺースを守ったが、中1日置いたこの日は、11日まで蔵王・坊平などで行った準高地練習の効果がデータ的にも出始める日だった。自分でも抑えきれない体の動き。日本選手権に向けて自信をつけたいという迷いもあった。
絹川は「(調整の)8合目から転落した感じ。ハートが打撲しました」とうなだれたが、渡辺監督は意に介さなかった。「入りは速すぎたが想定通りにまとめた。力がありすぎて抑え切れなかっただけ。トータル的には100点。いいタイムを出してがっかりする必要はない」と慰めた。
世界陸上出場を狙う1万メートルでは、すでに31分35秒27の日本ジュニア記録をマークして参加標準A記録を突破。記録突破者3人の世界陸上への出場枠入りは果たしている。日本選手権では、記録更新者が出なければ3位以内で当確。だが、2度目の参加標準A記録突破でより確実な出場権獲得を目指している。渡辺監督は「99%やり遂げたが、残り1%ですべてが変わる。これからが最後の勝負だよ」と笑顔が戻った絹川を激励した。【佐々木雄高】
[2007年6月19日11時1分 紙面から]
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