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小山内ラスト飾る2度目V/学生スキー

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2本目、美しい飛型で93・5メートルを記録し、優勝を飾った小山内
2本目、美しい飛型で93・5メートルを記録し、優勝を飾った小山内

<全日本学生スキー:男子1部純飛躍>◇3日目◇21日◇大鰐温泉スキー場滝ノ沢シャンツェ(HS100メートル、K点90メートル)

 男子1部純飛躍で小山内(おさない)佳彦(日大4年=秋田・花輪高卒)が合計225・0点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。1本目に85・5メートルでトップに立ち、2本目は93・5メートルとK点越え。最後の学生大会を大ジャンプで締め、1月のユニバーシアードLH銀メダリストの貫録を見せた。

 美しい飛型から、小山内が大ジャンプを見せた。全体最後の2本目、この日ただ1人K点を越えた。2位以下を圧倒、合計で45点差で王者に返り咲いた。「2本目はテレマークが入れられなかったが、距離が出たので良し」と余裕の表情だ。大学から純飛躍に専念した。複合一家だった。祖父徳三さん、父満夫さんは同種目の国体選手。小山内も高校まで複合選手だった。全国最高は2年時の高校総体10位。距離が苦手だった。大学入学後、「中途半端で終わるよりはいい方を」と1年夏に転向。父にも相談して「自分のやりたい方をやれ」と激励された。

 わずか半年後、この大会で優勝。昨季の一昨年12月、初の海外遠征でコンチネンタル杯(チェコなど)に参戦。だが2戦終了後の練習中、顔面から落ちて意識を失った。「記憶が飛んだせいか、恐怖感はその後もなかった」と言うが、微妙に影響した。昨年の尾瀬国体に優勝しても、不本意なシーズンだったという。

 その無念を込め、今季はウエートトレやジャンプの練習をこれまでの1・5倍にした。自分やオーストリア、ノルウェー選手のビデオを見て飛型の研究も続けた。「考えてることがジャンプに出るようになった」と好調だ。卒業後は名門・東京美装入り。「まず(強化)A指定になって、W杯を回りたい。目標は五輪金メダル」と大きな希望を持って進む。【清水智彦】

[2007年2月22日11時15分 紙面から]


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