このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 東北 > ニュース


東北メニュー

矢口が金、念願の初優勝/高校総体スキー

※画像クリックで拡大表示

矢口(左)は母啓子さんと抱き合う
矢口(左)は母啓子さんと抱き合う

<全国高校総体スキー>◇3日目◇4日◇富山・南砺市たいらクロスカントリーコースほか

 距離女子5キロクラシカルで矢口小百合(山形・北村山3年)が初優勝した。2位に24秒3差をつける15分25秒0で他を圧倒、念願だった表彰台の真ん中に立った。男子大回転では小松恭平(岩手・平館3年)と小船勝巳(同2年)が1本目、2本目の合計時間1分58秒57の同タイムで、ともに6位に入賞した。

 全員がゴールを終えるまで祈った。「お願いします…」。前日10キロフリーの1位、2位選手が矢口のタイムを下回ると、1位が確信できた。この日応援に訪れた母啓子さんと抱き合った。涙があふれ出た。「悔しい思いでは泣かない、って決めてた」。

 フリーは3位。前夜「何で走れなかったのか」と自らを責めた。自分を追い込む性格が焦りと緊張を生むという。「もうヤダーッ」。この日朝、バスで着替え中に1人叫び、自分自身を解放した。レース前、母に渡された1通の手紙も緊張を解いた。1年時の担任の先生からだった。「支えてきてくださった方への感謝を忘れず、小百合さんが満足できるレースをして恩返しを」と書かれていた。念願の金メダルに「やっぱり気持ちがいい」と、輝く笑顔が戻った。

 卒業後は青森の弘果クラブで競技を続ける。昨年トリノ五輪団体スプリントで8位入賞した福田修子(26)が所属する。目指すは当然、世界だ。3年間指導した杉沼智監督(45)はサラエボ五輪の距離代表。「(五輪まで)やれる選手だと思っている」と評価する。矢口は「小学校からあこがれた(杉沼)先生に負けない選手になりたい。体も精神も強い選手に」と誓った。【清水智彦】

 ◆矢口小百合(やぐち・さゆり)1989年(平成元年)2月20日、山形県鮭川村生まれ。鮭川小3年から距離スキーを始める。鮭川中2年時に全国中学スキー3キロクラシカル4位。同3年時も4位。高校総体は1年時に10キロフリーで2位、5キロクラシカルで3位。06年全日本選手権スプリントで1位。家族は両親、祖母、姉。167センチ、56キロ。血液型A。

[2007年2月5日11時41分 紙面から]


最新ニュース

記事バックナンバー



このページの先頭へ