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日立ソフト藤原、北京の秘密兵器

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昨年の国際女子ソフトボールの中国戦で好投した藤原麻起子
昨年の国際女子ソフトボールの中国戦で好投した藤原麻起子

<07年の主役:藤原麻起子(東北福祉大)>

 東北福祉大女子ソフトボール部の藤原麻起子投手(23)が今季、日立ソフトウェアで来年北京五輪の代表入りを目指す。かつて、日本リーグ1部の東邦銀行(福島)に入社したが、在籍1年目で廃部になり、03年同大に進学。一時は競技生活をあきらめかけたが、大学生で唯一の日本A代表入りを果たした。東北の女子選手では、日本代表の斎藤春香監督(36=青森・弘前中央高卒、日立ソフトウェア)に続く快挙。卒業後は名門チームで北京への道を突っ走る。

 昨年11月のジャパンカップ国際女子ソフトボール大会。藤原は予選リーグ2戦目の中国戦でA代表デビューした。5回から救援し、終盤3回を1安打2三振、無失点に抑えて8-4の勝利に貢献。技巧派の「北京の秘密兵器」として名乗りを上げた。

 岩手出身で星野女高(埼玉)から東邦銀行入りしたが、注目される存在ではなかった。廃部後は「教職に就きたくて」と東北福祉大に進学。ソフトボールは続けたが、球種は直球とチェンジアップだけ。2年時までは目立った活躍はなかった。

 素質を開花させたのは舟山健一監督(32)の指導で徐々に球種を増やした05年夏だ。全日本大学選手権で全4試合に先発、初優勝に導いた。最速は97キロだが、ライズボールにドロップ、シュート、スライダーをマスター。約20キロ差の緩急と6球種を駆使、「打たせて取る」投球スタイルを確立させた。シドニー五輪コーチングスタッフだった舟山監督は「今までの代表投手にいなかったタイプ。未知数ですがスタミナもあり、まだまだ伸びしろはある」と語った。

 一躍注目の存在となったシンデレラガールは「(ソフトボールは)大学3年までやって教職1本に専念するつもりでしたが、こんな立場になるとは思っていませんでした。進学させてくれた両親と舟山監督のおかげです」と感謝する。

 内定している日立ソフトウェアは高校からのあこがれのチーム。日本代表でバッテリーを組んだ鈴木由香捕手(25)を中心にした守備力が光るだけに、藤原の持ち味を存分に発揮できる。アテネ五輪の主軸打者で日本代表の斎藤監督が指揮を執り、代表に5選手が名を連ねる名門だ。「入ったことだけに満足しないで、チームの中心として貢献できる選手になりたい。メンタル面とすべての球種のキレを磨いて持ち味をアピールしたい」と2月に迫った代表選考合宿に意欲を見せた。【佐々木雄高】

[2007年1月14日13時30分 紙面から]


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