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秋田FB斎藤復帰でベストメンバー
全国高校ラグビー3日目の30日、Bシードの秋田が、初戦の2回戦に登場する。29日に大阪・大東市内で最終調整を行い、上々の仕上がりを見せた。萩工(山口)と対戦する秋田は、11月上旬に左足腓(ひ)骨骨折したFB斎藤寛人(2年)が復帰。過去、敗退のない初戦に、ベストメンバーで臨む。
BK最後の砦(とりで)が、ぶっつけ本番で挑む。今日の2回戦で萩工と対戦する秋田はこの日、ディフェンス中心に約2時間の練習を行った。左足腓骨を骨折していたFB斎藤が、レギュラーメンバーで参加した。前日の雨でぬかるんだグラウンドでも、斎藤は勢いよく走った。回復は順調。だが、時折左足を引きずるそぶりを見せた。「痛みは少しあるけど、足首が曲がらないんですよ」と、左足首からすねにかけてガッチリと巻かれたテーピングのせいにした。
花園を決めた直後の先月4日、県新人大会男鹿工戦でのことだった。接触プレーで「ボキッと音がした。ヤバイな、と思った」。本番前のアクシデント。診断されるまで、自ら折れたと言わなかった屈強な男も、治療に専念せざるを得なかった。復帰に向け、高酸素カプセルに入った。サッカー日韓W杯前に、骨折したイングランド代表デビッド・ベッカムが治療に用いた「ベッカムカプセル」だ。秋田市内のエステサロンに「2万円の10回券を買って」通い詰めた。
「まだ8割程度」(斎藤)とはいえ、晴れ舞台に間に合った。同校は過去、初戦敗退がない。負けられない初戦を、ベストメンバーで戦う手応えはつかんだ。吉田建雄主将(3年)は「斎藤が入ると安心感がある」、近藤周平監督(44)も「心強い。後ろの心配をしなくていいから」と口をそろえた。近藤監督は30分の出場でいいと伝えている。だが斎藤は「フルに出るつもりです」と最後まで走り続ける覚悟だ。【清水智彦】
[2006年12月30日11時46分 紙面から]
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