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盛岡工「魔法の水」で古豪撃破だ
全国高校ラグビーが今日27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。東北勢は盛岡工(岩手)、青森北、山形中央の3校が登場。第1グラウンドの開幕カードで天理(奈良)と対戦する盛岡工は26日、東大阪市の布施高校グラウンドで2時間の練習を行った。終了後には「魔法のドリンク」をのみ栄養補給。調整が難しいと言われる開幕戦に向け、準備は万端だ。
試合直前とは思えないほどハードな練習をこなすと、盛岡工の選手たちは白い液体を飲み出した。「体調を崩さないから飲めって、言われているんです」とFB高橋譲主将(3年)。小笠原常雄監督(48)が「疲労回復にいいものがないか」と旧知の栄養士に相談、勧められたものだという。正体は、炭水化物や栄養分を含んだ粉末を水に溶かした飲料だった。
ひと袋あたり3500円と高価だったが、11万円かけて全選手に渡した。今月上旬から練習後や夜に欠かさず飲んだ。「風邪やノロウイルスにかかる選手がいないんだよ」(同監督)と効果は絶大だ。試合中に倒れると「魔法のやかん」で水をかけられるが、この飲料は風邪にも負けない「魔法のドリンク」だった。
体調管理には細心の注意を払う。メーンの第1グラウンドで開幕戦を迎えるが、体が冷え切ってしまうのが最大の敵だ。午前10時に集合、同10時半に開会式、正午試合開始。ロッカーは規定で試合開始100分前からしか使えず、開会式直後に試合するチームには不利だ。防寒のため父母会に協力してもらい、使い古した肌色の薄いウエアを50着ほど用意した。この正体には「企業秘密(笑い)」と同監督は明かさなかったが、開会式でベールを脱ぐ。
イメージトレーニングも行った。2日に組み合わせが決まって以来、30分のウオーミングアップ後すぐ、激しい当たりの練習をこなした。相手は今大会最多出場の古豪だが8月の菅平合宿では勝った。「菅平ではFWが押していた。FW勝負で行きたい」と高橋主将。盛岡工も32度の出場を誇る古豪、負けるわけにはいかない。【清水智彦】
[2006年12月27日11時38分 紙面から]
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