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明成の名将、復活1勝/高校バスケ
<全国高校選抜バスケット>◇初日◇24日◇東京体育館◇男女1回戦
男子は創部2年目の明成(宮城)が、初出場で初勝利を挙げた。仙台で全国制覇3度の名将・佐藤久夫ヘッドコーチ(57=仙台大特認教授)が就任して2年目。佐賀北(佐賀)を69-57で下し、全国舞台への復帰戦を飾った。女子は2年ぶり3度目出場の一関学院(岩手)が、101-84で松江東(島根)を下して白星発進。今日25日の2回戦で今季全国2冠の桜花学園(愛知)と対戦し、金星を狙う。男子の福島(福島)、女子の山形商(山形)秋田経法大付(秋田)も2回戦進出。福島西(福島)と柴田女(青森)は敗れた。
試合開始わずか5分で、名将・佐藤久ヘッドコーチ率いる明成の「強さ」が浮き彫りになった。流れるような早いパスワーク、身長195センチのセンター中川真雄(2年)の高さを生かしたポストプレー。第1クオーター(Q)の5分を終えた時点で、早くも9点差をつけた。
圧勝ムードさえ漂ったが、第2Qに初出場の落とし穴が待っていた。全国大会の異様な雰囲気が、選手の動きを止めた。緊張とプレッシャーで、徐々に点差を縮められ、第2Qを終えた時点でまさかの同点に追いつかれた。伊藤駿主将(2年)は「初の全国大会という舞台で、すごく緊張してしまった」と振り返った。ぼう然とする選手たちを横目に、佐藤久コーチは「相手は必ず落ちる。むしろ第2クオーターは逆転されてもいいと思っていた」と、この時点で勝利を確信していた。
予想通り、後半は終始ペースを握り、最後は12点差で初勝利をものにした。5年ぶりとなる同舞台での勝利に、佐藤久コーチは「ベンチに座った時、あーっ戻ってきたなと感じました。できるだけ長くこの場所にいたい」と話した。全国大会初勝利を飾った明成だが、3度の全国優勝を経験する名将の視線は、はるか先にある。【栗山尚久】
[2006年12月25日11時30分 紙面から]
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