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仙台育英、男子V4逃し2位/高校駅伝

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4連覇を逃した仙台育英のアンカー上野は謝るかのように両手を合わせた
4連覇を逃した仙台育英のアンカー上野は謝るかのように両手を合わせた

<全国高校駅伝>◇24日◇京都・西京極陸上競技場発着(男子7区間42・195キロ◇出場男女各47校◇曇り、10度、62%、北風3・6メートル(午後0時30分=男子スタート時)

 男子は仙台育英(宮城)が大会史上初の4連覇を逃した。1区ミカ・ジェル主将(3年)が区間賞を獲得。2区までに18秒リードしたが、昨年逆転勝ちした世羅(広島)に3区で逆転され、2時間4分25秒の2位で快挙を逃した。仙台育英は7年連続のアベック入賞。また男子は、一関学院(岩手)が7位、秋田工(秋田)が8位と、東北から3校が入賞した。

 男子の王座を3年間守り続けてきた仙台育英が、2位に沈んだ。昨年、4区から逆転勝ちした世羅に、逆に1分7秒の大差をつけられての逆転負けだった。渡辺高夫監督(59)は「惨敗だね。心の強さの違いが出た。3、4区であれだけ走られたら、相手を褒めるしかない。男女とも滑り出しが良かったのに負けたのは、力がなかったということ」と潔く完敗を認めた。

 2年連続1区のジェル主将が、昨年後塵を拝した世羅のジョゼフ・ギタウ(3年)とのケニア人留学生対決を8秒差で制した。同じく昨年2位だった川上遼平(2年)は18秒とリードを広げた。プランどおりのレース運びに、一時は4連覇の期待も膨らんだが、勝負どころの3区で棟方雄己(2年)が失速。同区間5・2キロ地点で逆転され、残り3キロあまりで47秒の大差をつけられた。設定タイムを1分近くオーバーした棟方は「抜かれた後に粘れなかった。自分1人で台無しにしてしまった」と悔いを残した。

 さらに4区通過時には最大1分31秒差をつけられ、5区斎藤貴志(1年)が区間1位、6区渡辺光(3年)が同2位の力走で必死に追い上げたが、及ばなかった。1年生でアンカーに抜てきされた上野渉は、謝るように両手を合わせて涙でゴール。他チームならば称賛に値する準優勝も、常勝を求められてきたチームの厳しさをうかがわせた。

 連覇が途切れたチームは正月5日から練習を再開し、新たなスタートを切る。新チームには出走5人を含め、今回の登録メンバー8人が残る。渡辺監督は「選手もチームも負けたことで強くなる。この悔しさを生かしてほしい」と、選手の奮起に期待した。【佐々木雄高】

[2006年12月25日11時27分 紙面から]


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