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89ERSホーム初勝利/bj

第4Q、レイアップシュートを決める仙台の松田
第4Q、レイアップシュートを決める仙台の松田

<bjリーグ>◇第10戦◇3日◇塩竃市体育館◇観衆1512人

 仙台89ERSが108-86とチーム過去最多得点で富山グラウジーズを圧倒、今季ホーム初勝利を飾った。しぶといディフェンスから速いボール回しでシュートチャンスを確実に生かし、チーム初の3ケタ得点。6勝4敗で2位に浮上した。

 ホームでの勝利のフレーズが響き渡った。「3、2、1、ファイヤ、ファイヤ、ファイヤー!」。笑顔で囲むメンバーの中、PG松田大地(25)がマイクを取って行う恒例のパフォーマンスが、今季初めて行われた。108点の大勝だ。

 CFブラックウェル26点、フォワードのシャペール23点、ディオウフ18点と得点力ある選手がまんべんなく決めた。日本人プレーヤーも計41点。浜口炎ヘッドコーチ(36)は「ベンチプレーヤーの大地やヒロ(大西)、全員が頑張った」とチームの勝利を強調した。

 松田は1試合自己最長の22分間、コートに立った。昨季はフォワードとしてわずか153分の出場。練習が再開された今年7月、浜口HCからPGへの転向を打診された。「彼はリーグで1番のディフェンスをする。相手の主力にいいプレッシャーをかけたいから」と理由を説明した。PG経験は「中学、高校で少しやったくらい」という松田だが、生き残りをかけ転向を決意した。

 今季はすでに69分の出場を果たした。PGとして「リバウンドからの速い展開で先頭に立つ、切り替えの良さが出てきている」と自己評価。この日はスチールからの速攻を披露し6得点。それでも「ノーマークで2本外した」と反省した。ライバルが目の前にいる。17点を挙げたPG日下光だ。「光に負けないように、練習しないと。もっとシュート確率を上げないと」。昨季まで見られなかったチーム内での競争。松田が輝きを増せば、仙台は強くなる。【清水智彦】

[2006年12月4日11時14分 紙面から]


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