- 東北メニュー
-
宮城工が鹿児島実食った!/高校サッカー
<全国高校サッカー:宮城工3-0鹿児島実>◇3日目◇2日◇西が丘サッカー場ほか◇2回戦
14年ぶり出場の宮城工が全国屈指の名門、鹿児島実から大金星を奪った。序盤を堅守でペースをつかむと、前半29分にDF堀江俊介(3年)が右CKをヘッドで決めて先制。後半21分にはMF遊佐史彦(3年)が技ありのループシュート、同ロスタイムにもトドメの3点目を入れ3-0で圧勝した。
鹿児島実という「看板」に委縮する選手はいなかった。立ち上がりを堅い守備でしのぐと、宮城工は自力で主導権を握った。そして迎えた前半29分。主将のDF大友健(3年)の右CKに、DF堀江が勢いよく頭から突っ込む。鹿児島実優位の前評判を覆す先制ヘッドに、選手は狂喜した。第1試合の三鷹が巻き起こした都立旋風の余韻が残る会場に、再び、どよめきが起こった。堀江は「みんな鹿児島実が勝つと思っていたから負けられないと思った。気持ちで入れた」と言葉に力を込めた。
選手の胸には教訓が刻まれていた。大会前の茨城・鹿嶋市での調整合宿。宍戸清一監督(37)は、OBでJ1鹿島の鈴木満取締役強化部長(50)をミーティングに招いた。数々のタイトルを獲得した常勝軍団を知るOBから言われたのは「強いチームが勝つんじゃない。勝つチームが強いんだ」。大友主将は「話を聞いて意識が変わった。『オレらが勝ったら一気に名前が出る!』と思ってやった」と気持ちを新たにした。
後半は相手のお株を奪う技術で追加点を奪った。後半21分、MF遊佐は相手マークに囲まれながら、GKが前に飛び出すのを見逃さなかった。ゴール左隅を目掛けて鮮やかなループシュート。同ロスタイムにはDF村上大介(3年)の左足シュートが相手に当たり、左クロスのような軌道に変わったところをMF中原健太(3年)が右足ボレーで沈めた。
全国優勝2度の鹿児島実の初戦敗退は5大会ぶり、3点差以上の黒星は国見に1-4で敗れて以来6大会ぶり。だが宮城工からすれば「想定内」の勝利だ。宍戸監督は上位進出を目指し、選手を12月29日の天皇杯準決勝鹿島-川崎F戦や、同30日の今大会開幕戦(三鷹-高知中央戦)の観戦に、選手を国立に連れて行った。「国立の雰囲気に慣れてほしかった」という狙いからだ。選手にその意識が植え付けられている。堀江は「全国に宮城工の名前をとどろかせたい」と胸を張る。今日3日の三鷹との公立対決も制して、旋風の勢いを加速させる。【広重竜太郎】
[2008年1月3日12時33分 紙面から]
【PR】
最新ニュース
- 遠野が2大会ぶりの8強 /高校サッカー [3日22:47](写真あり)
- 宮城工は雰囲気に飲まれ/高校サッカー [3日22:47](写真あり)
- 青森北敗れみちのく勢全滅/高校ラグビー [3日12:46](写真あり)
- パイオニア’08白星発進/バレー [3日12:36]
- 遠野ロスタイム弾/高校サッカー [3日12:23](写真あり)
