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ガンジュ延長制す/サッカー岩手県選手権

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ガンジュFW佐々木康介(中央左)の横で、グルージャ選手は肩を落とす
ガンジュFW佐々木康介(中央左)の横で、グルージャ選手は肩を落とす

<サッカー岩手県選手権兼天皇杯岩手県予選>◇19日◇盛岡南公園球技場◇準決勝

 2010年のJリーグ2部昇格を目指す岩手県の2チームが、初対決した。県リーグ4部所属のFCガンジュ岩手が、東北社会人リーグ1部のグルージャ盛岡と対戦。前半に3失点したが、後半ロスタイムにMF太田浩二(22)が同点ゴールを決め、延長に突入。FW佐々木康介(19)が延長前半14分に決勝点を挙げ、4-3で逆転勝利を飾った。9月2日に富士大と決勝戦を行う。

 創設2年目のFCガンジュ岩手は、前半だけで3失点。完敗の雰囲気が漂う中、ハーフタイムに武藤真一監督(34=元市原)のゲキが響いた。「Jリーグで10分間に3点を入れた経験があった。相手が3点を入れたんだから、ウチにもチャンスがあると言いました」。後半はグルージャ盛岡の選手が次々に足をつって倒れたが、昼間の炎天下で練習してきたガンジュの選手たちは元気。後半以降は1本もシュートを打たせず、4-3の逆転勝利を実現した。試合後、先輩格のチームを下した感動に震え、うれし涙を流した。

 ガンジュは昨年3月、グルージャから分離独立する形で創設。05年までグルージャを指揮した武藤監督がガンジュ監督に就任し、グルージャの元役員らと新チームを立ち上げた。今年中にJリーグ準加盟申請を行う予定だが、グルージャも同様の計画を進めている。経済圏が小さい盛岡市で、2チームの準加盟申請が認められるのは難しい。この日の試合は、純粋にサッカーの実力で優劣を付ける初めてのチャンスだった。武藤監督は「人生の中で、負けられない試合が何回かある。今日はそれだった。負けたら監督をやめようと思っていた」と吐露。大一番を終えた達成感に浸っていた。【柴田寛人】

[2007年8月20日9時24分 紙面から]


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