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盛岡GK呂に強敵…「日本語難しい」

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グルージャ盛岡の台湾人GK呂昆錡(右)は素早い反応で相手のシュートを防ぐ
グルージャ盛岡の台湾人GK呂昆錡(右)は素早い反応で相手のシュートを防ぐ

 新戦力GKが、言葉の壁にぶつかっている。サッカー東北社会人リーグのグルージャ盛岡は14日、岩手県花巻市の富士大グラウンドで練習試合(45分×3本マッチ)を行い、3-3で引き分けた。今季新入団の台湾代表GK呂昆錡(ル・クンチ=22)は、2本目に出場。守備陣への日本語の指示がうまく出せず、3失点した。スムーズな声出しのために、日本語の勉強を続けている。

 呂は自らの両足をたたいて、失点の悔しさを吹き払っていた。2本目の開始7分、相手の右CKからゴールを許した。さらに同15分、同31分と相手シュートに反応したが、ボールに手が届かず、連続失点。186センチの長身GKは、複雑な表情。「風が強くて、難しかった。フィーリング(試合の感覚)が足りなかった」。覚えたての日本語を懸命につないでいた。

 もちろん、失点はGKだけの責任ではない。守備陣が意思疎通を欠いたり、マークミスが続いたことも原因だった。ただ、日本人GKなら当然のようにできるコーチングが、呂の出場時には、不十分になってしまう。この日は「右!」「左!」と叫ぶシーンはあったが、詳細な指示はなかった。同僚のGK菊地寛考(29)は「日本語が出てこなくて、ストレスを感じていると思う。今は縦とか横とか、基本的な言葉しか教えていない」と話し、呂に少しずつ日本語を覚えさせる意向を示した。

 現在は台湾体育学院4年の学生でもあり、日本語の習得は早そうだ。チームメートと一緒の寮に入り、積極的に日本語を話している。「パソコンも使って勉強しています。日本語は難しいですね」。通訳に頼らず、独学でマスターするつもりだ。【柴田寛人】

[2007年4月15日11時28分 紙面から]


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