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宮城に地域密着サッカー新リーグ
宮城に新しいサッカーリーグが誕生した。第1回宮城県ウインターリーグが14日、県サッカー場で開幕した。実業団チームのNECトーキンを含む、東北社会人リーグに籍を置く5チームが参加するが、勝負より地域の活性化、サッカー文化の浸透などを目指す、全国的にも珍しい新しい形のリーグ戦だ。開幕カードとなった、ヴィーゼ塩釜対七ケ浜SCは2-2のドローに終わった。
登録メンバーの最年長は48歳、最年少は16歳。同リーグは年齢に関係なく参加できるのも魅力だ。塩釜FC(ヴィーゼ塩釜の運営母体)の小幡忠義理事長(67)は「勝ち負けじゃない。大人も子供も一緒になって楽しめる。Jリーグではできない、自分の住んでいる場所、町の対抗戦。試合も勝敗以上に盛り上がる」と笑顔で話す。この日行われた塩釜対七ケ浜、松島対中新田…。「おらが町」の戦いは、開幕戦から予想以上に盛り上がった。
8人の選手交代を行った七ケ浜に対し、塩釜は社会人選手に代え、高校生選手を投入。年齢の枠を超えたプレーに、地元町民応援団は大興奮。記念すべき大会ファーストゴールは、今季からJ1鹿島に入団が内定している塩釜MF遠藤康(18)が決めた。遠藤は「楽しかった。高校生の試合とは違うし、逆に教わることもあった」と笑顔で振り返った。将来的には、このウインターリーグからJの舞台へ羽ばたく選手も出てくるかもしれない。まずは今月末から、鹿島に合流する遠藤が「塩釜」という町を、全国にアピールする。「塩釜にも、いい選手がいるってことを広めたい」とJでの活躍を誓った。
ボランティアの審判団、選手交代は無制限…。自由な雰囲気が楽しさを倍増させる。30代後半の会社員と10代の高校生が激しくぶつかる面白さ。自分の町を背負った戦いは「祭り」に近い感覚がある。地元町民の子供たちから声援を受け、サッカーを知らない人でも楽しめる。ベガルタ仙台で盛り上がる仙台市以外の地域で、サッカーが浸透する。宮城県のサッカーが進化している。【栗山尚久】
[2007年1月15日12時37分 紙面から]
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