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盛岡商Vパレードに2万6500人!市民歓喜

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オープンカーに乗り、沿道のファンの声援にバンザイで応える藤村主将
オープンカーに乗り、沿道のファンの声援にバンザイで応える藤村主将

 盛岡の町が燃えた。全国高校サッカー選手権で初優勝した盛岡商が13日、盛岡市内で優勝パレードを行った。スタート地点になった肴町商店街では、選手団が大声援の中を歩き、途中からバスに分乗して市民に手を振った。盛岡市内では初の優勝パレードに、沿道には約2万6500人の大観衆が集まった。人力車からオープンカーに乗り継いだ斎藤重信監督(59)は、込み上げてくる涙を抑えていた。

 まさに「鬼の目にも涙」だった。若いころから激情型で知られる斎藤監督。沿道に続く人の波に感動した。「肴町商店街を出たら、その先は人がパラパラといるだけかなあ…と思っていた。それがねえ。すごい幸せを感じた」。指揮官として37年目。初めて全国選手権準決勝に進み、岩手県勢初優勝まで達成した。聖地とも言われる国立競技場では笑顔いっぱいだったが、パレードでは目頭が熱くなった。「若い子が選手にキャーキャー言ってるだけなら、何とも思わない。でもお年寄りが多かったからねえ」。世代を問わず祝福を受けた。オープンカーの隣に座っていたDF中村翔(3年)に「泣きそうだな」とつぶやいていた。

 パレード経由地になった2つの商店街も、趣向をこらして祝賀ムードを演出した。出発地点の肴町商店街ホームセンター前では、GK石森慎也(1年)とDF平龍介(3年)がくす玉を割り、斎藤監督とDF藤村健友主将(3年)が乗った人力車が動きだした。クラッカー約2000個が打ち鳴らされ、選手たちは市民と握手を繰り返した。車道手前まで歩いた後、オープンカーとマイクロバス2台に分乗。紙吹雪のように小雪が舞い、所々で紙テープが投げられた。大通商店街の入り口では、紅白のもち1000個が配られた。

 パレードと盛岡駅前での優勝報告会は、午後0時50分に終了。その後は、いつもの練習漬けの生活が待っていた。1、2年生の新チームは、午後2時から体育館で練習を開始。前日同様のハードなメニューをこなした。斎藤監督は引退した3年生にも「大学でサッカーを続けるヤツは、練習をしなきゃダメだ」とハッパを掛けた。盛岡市内では初の優勝パレードも、練習を休む理由にはならなかった。【柴田寛人】

[2007年1月14日12時38分 紙面から]


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