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盛岡商初VはFW東館が決める!!
第85回全国高校サッカー選手権で、岩手県勢初の優勝を目指す盛岡商が7日、都内で今日8日の決勝に備え練習を行った。累積警告の出場停止で準決勝の八千代(千葉)戦をスタンドから観戦したFW東館勇貴(3年)は、チームメートの勝利のプレゼントに爆発宣言だ。斎藤重信監督(59)も期待するストライカーが、満を持して岩手県勢46年ぶりの決勝のピッチに帰ってくる。8日午後2時5分キックオフの決勝で、同じく県勢初優勝を狙う作陽(岡山)と激突する。
準決勝の激闘から一夜明けたチームはこの日、駒沢陸上競技場で約1時間半調整した。東館は終始リラックスした表情でシュート、パスの基本練習を繰り返した。
初戦の大分鶴崎戦と準々決勝の広島皆実戦の警告で出場停止となり、準決勝の八千代戦はスタンドで観戦した。DF藤村健友主将(3年)のユニホームの裏に「信じてる」と書いて託した東館の願いが、後半ロスタイムにかなった。「東館さんを決勝の舞台に連れていく」とピッチに立ったMF林勇介(2年)のCKがオウンゴールを誘発したのだ。岩手のチームとしては遠野以来46年ぶりの決勝進出を、控え選手と喜び合った東館は「ハラハラする場面はあったが、よく勝ってくれた。出場できなかった分、決勝こそ」と、仲間に感謝し、新たな闘志に火を付けた。
斎藤重信監督が「乗ったら4、5点取れる選手」と期待するストライカーだ。だが、今大会は武南戦の1得点にとどまっている。八千代戦後、斎藤監督に菓子を食べさせてもらいながら「お前がいなくても勝てるじゃないか」とハッパを掛けられ、チームメートからも「そろそろ仕事をしてくれよ」と冷やかされた。それだけに、人一倍気合も入っている。
卒業後は北海道教育大に進学する。「将来は指導者になりたい」と話すが、全国大会の1つ1つの経験が糧になることは間違いない。斎藤監督は「大学でサッカーを続けるとしても、決勝は泣くより笑って欲しい」と高校最後の公式戦に向けてエールを送った。
他の選手より1日休養を多くもらい、満を持して挑む決勝の大舞台。東館は「まだ満足したパフォーマンスはできていない。明日こそ爆発したい」と話した。自らのゴールで岩手に初の、東北では秋田商(秋田)以来実に40年ぶりの選手権制覇の栄冠を持ち帰るつもりだ。【塩谷正人】
[2007年1月8日10時54分 紙面から]
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