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TDKがJFL昇格/サッカー地域リーグ

- JFL昇格を決めたTDKイレブンは歓喜の表情で駆け出す(撮影・多田篤)
<サッカー全国地域リーグ決勝大会:TDK1-1(PK4-3)ファジアーノ岡山FC>◇3日◇大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場◇決勝ラウンド最終日
TDK(秋田)が、JFL昇格を決めた。ファジアーノ岡山FC戦で前半4分に小沢征敏主将(27)が先制ゴール。後半に同点とされたが、2試合連続のPK戦を4-3で制した。PK勝ち2度を含む3戦全勝で、勝ち点7を獲得。決勝ラウンド1位で来季JFLへ自動昇格した。99年創設の現在のJFLには初参加。全国リーグに参戦するのは、85~86年の日本リーグ2部時代以来、21年ぶりになる。
65年創設の古豪TDKが、21年ぶりの全国切符をつかんだ。PK戦の6人目、DF加藤雅裕(25)がゴール右隅へ決めると、選手もベンチもサポーターも飛び跳ねて大喜び。元Jリーガーを豊富にそろえた3チームを下し、企業チームの底力を見せつけた。選手団がサポーター席へ向かう途中、小松勉監督(40)は涙を抑えられなかった。鼻をすすりながら関係者と握手を繰り返した。「いろんなことがあったので。来年の国体のプレッシャーとか、自分自身、我慢してきたので」。来年の地元国体の優勝を義務付けられている。指揮官の辛い境遇を、この日だけは吐露した。
国体へ向けた強化のため、昨年から元Jリーガーの補強を始めたが、人数は4人程度。将来のJリーグ入りを見据えたクラブチームと比べると、少ないのは明らかだ。しかし今年4月にJ1甲府から移籍したMF横山博敏(31)が、気を抜かず、全力で戦い続ける姿勢をチームメートに浸透させた。「コーチ兼任なんで、手を抜くわけにもいかない。練習もプロ時代より辛い。今日の後半もキツくて、最後は気力だけでした」。3日連続で90分間フル出場。ベテランが左サイドを何度も崩した。
JFL入りだけで満足はできない。全国リーグで戦いながら強化を進め、来秋の地元国体優勝が目標だ。小松監督はサポーター席の前で胴上げされそうになったが、拒否した。「今年夏のミニ国体(東北総合体育大会)で負けてから、目標は来年の国体優勝ですから。短期間で達成しないといけません」。指揮官に休む暇はない。選手の契約更改やスカウティング、補強など、JFL定着への課題に立ち向かう。【柴田寛人】
[2006年12月4日10時49分 紙面から]
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