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仙台W鈴木ホットラインで決勝T/ユース

前半、巧みなドリブルで前線へ切り込む仙台FW鈴木弾
前半、巧みなドリブルで前線へ切り込む仙台FW鈴木弾

<Jユースサハラカップ2006:仙台ユース2-1湘南ユース>◇12日◇宮城・岩沼市陸上競技場◇予選リーグ

 ベガルタ仙台ユースが2-1で湘南ベルマーレユースを下し、2年連続2度目の決勝トーナメント進出を決めた。前半に先制されたが、前半21分にMF鈴木勇希(17)が同点弾、続く36分にMF奥埜博亮(17)が勝ち越し弾を決め、見事な逆転勝利を収めた。来季、トップチーム昇格が内定しているFW鈴木弾(17)もアシストを決めるなど、攻撃の起点として活躍した。

 右サイドに位置したFW鈴木弾がはじけた。来季トップチームに昇格するプライドを胸に、全力プレーで湘南を圧倒した。前半21分、トップスピードでサイドを駆け上がり、DFを2人かわして中央へピンポイントの高速クロスを上げた。そのスピードに相手守備陣は反応できず、わずか一瞬で同点ゴールを演出してみせた。

 1点リードして迎えた後半、リスクを背負って攻める湘南のサイド攻撃も鈴木弾が止めた。168センチと小柄だが、どんな大きな相手でも競り負けない。10月に来季トップチーム昇格が内定し、仮契約したばかり。連日の走り込み、そして筋力トレーニングで体を鍛えた。ベンチプレスでは80キロを上げるまでにパワーアップ。スピード、テクニック、そしてパワーを兼ね備えた鈴木弾は「今日はドリブルで抜ききれなかったり、判断ミスがあったりで、あまり良くなかった」と満足しなかった。

 トップチームはJ2今節試合がなかったが、この日鳥栖が勝ち、4位から5位に後退。さらに次節アウエー柏戦で勝たなければJ1昇格の可能性が絶たれる苦しい状況だ。ユースの鈴木弾の昇格は来季以降、チームに刺激を与えることは間違いない。

 この大会は昨年の決勝トーナメント1回戦で、清水ユースに0-9と惨敗を喫した。その苦い思い出を胸に、鈴木弾は「やるからには優勝を目指します」と力強くV宣言。ユースでの勲章を手土産に、トップチームに乗り込むつもりだ。【栗山尚久】

[2006年11月13日11時22分 紙面から]


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