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秋田商V王手/高校サッカー

後半終了間際、勝利目前の秋田商はGK一条(左)を中心に、相手GKも参加する捨て身の攻撃を防ぐ
後半終了間際、勝利目前の秋田商はGK一条(左)を中心に、相手GKも参加する捨て身の攻撃を防ぐ

<東北高校サッカー:秋田商1-0東北>◇3日目◇18日◇福島・Jヴィレッジスタジアム◇準決勝(35分ハーフ)

 秋田商が1-0で東北(宮城)を振り切り、6年ぶり17度目の決勝進出を決めた。持ち前のスピードと運動量を生かした攻撃サッカーを貫き、今季、U-18以下のプリンスリーグで引き分けた相手を下した。

 秋田商が、自らが持つ大会記録を更新する通算14度目の優勝に王手をかけた。前半32分。オーバーラップした右サイドバック斎藤一樹からのマイナスの浮き球パスに、ゴール前のボランチ土肥拓也(ともに3年)が鋭く反応。横向きになりながら右足で合わせた絶妙のジャンピングボレーは、勝負を決める先制弾になった。初戦の福島東戦に続く大会2点目をマークした土肥は「体が自然に反応した。いいゴールでした」と自らのシュートを振り返った。

 東北は5月中旬のプリンスリーグで、0-0で引き分けた相手。早いリスタートからカウンター気味に仕掛けてくる攻撃は覚悟していた。だがチームは、最後まで引くことなく「攻撃は最大の防御なり」を貫いた。右DFだけが前線まで駆け上がる変則4-4-2システム。2トップとトップ下はもとより、左MF佐藤諒主将(3年)に加えてダブルボランチもゴールを脅かす超攻撃的布陣だ。同校OBの長谷川大監督(33)は「インターハイは山の半分、最終目標は冬の選手権。今は勝ち負けより、自分たちのプレーを確立させることが大事」と全国舞台を見据える。

 守備でもGK一条琢久(3年)が再三、相手の決定的シュートを食い止め、「動きは見えた」と自信をつけた。今日19日の決勝の相手は、東北新人選手権とプリンスリーグで連敗している青森山田だ。計7失点している一条は「無失点に抑えて絶対に勝ちたい」。今季、同カード無得点の攻撃陣の起点になる佐藤諒主将も「相手より多く決めたい」と6年ぶりの東北王座奪還を誓った。【佐々木雄高】

[2006年6月19日11時38分 紙面から]


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