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W杯効果だ!湯本が初勝利/高校サッカー

前半8分、湯本はMF向山がゴール正面から先制点を挙げる
前半8分、湯本はMF向山がゴール正面から先制点を挙げる

<東北高校サッカー:湯本1-0三本木>◇初日◇16日◇福島・Jヴィレッジ◇1回戦8試合

 Jヴィレッジ初開催で、地元の湯本(福島)が1-0で三本木(青森)を下し、初勝利を飾った。水しぶきが上がる豪雨の中、W杯出発前の日本代表と練習試合をこなした経験を随所に発揮。冷静な試合運びで完封勝ちした。青森山田は7-0で長井(山形)に圧勝し、2連覇へ好発進した。

 湯本イレブンがW杯効果を発揮した。前半8分。MF石井俊(2年)の右クロスにMF向山聖也主将(3年)がゴール正面で反応。左足で振り抜いたミドルシュートは、ゴールネットの雨粒を激しく飛び散らせた。前日15日の開会式で「ワールドカップに負けない白熱した試合を繰り広げられるように全力を尽くして戦います」と選手宣誓した通りの先制弾。向山主将は「スペースをうまくつくれてボールの受け渡しがうまくいった」と笑顔を見せた。

 5月22日、Jヴィレッジで最終調整していたW杯出発前の日本代表と練習試合を行った。0-12と完敗も、得たものは大きかった。DF阿部新伍(3年)は唯一、日本代表に交じってプレー。MF稲本潤一に「ナイス阿部ちゃん」と声を掛けられ、自信をつけた。この日も、センターバックとして4バックのラインコントロールを冷静にこなし、完封した。阿部は「(日本代表の)フィジカルが全然違ったし、ポゼッションも勉強になった」と貴重な財産にした。

 DF大平卓真(3年)ら主力4選手を体調不良や所用で欠く中での初勝利。櫛田正則監督(49)は「阿部が自信をつけ、DFラインが安定した」と手応えを示した。日本代表のW杯での奮起を期待しつつ、上位を狙う。【佐々木雄高】

[2006年6月17日11時9分 紙面から]


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