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ヤクルト佐藤由が154キロ快投/練習試合

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試合後、照れながらも大きくVサインし喜びを表現する由規(撮影・鈴木豊)
試合後、照れながらも大きくVサインし喜びを表現する由規(撮影・鈴木豊)

<練習試合:ヤクルト5-1楽天>◇25日◇沖縄・浦添

 ヤクルトの高校生1巡目ルーキー佐藤由規投手(18=仙台育英)が、高校生最後のマウンドを快投で締めくくった。プロ初の対外試合で、2回を無安打無失点に抑え、自慢の直球は最速154キロをマーク。卒業式を28日に控えた快速右腕は、母校の佐々木順一朗監督(48)からも「卒業」を認められた。

 堂々としていた。風格さえ漂わせていた。「打たれてもいいから、強気で行こう」。生まれ育った地元仙台の球団が、由規にとってプロで初めての対戦相手。立ち上がり、難なく2死を取ると、3番草野には3球勝負で見逃し三振。内角に決まる速球は、この日最速の154キロを計測した。2回には鉄平に四球を与えたが、楽天打線にヒットを許さなかった。

 28日に卒業式を控えるため事実上、この日が「高校生」として最後のマウンドとなった。昨夏、甲子園を沸かせた最速157キロ右腕は、プロの一員として、新人合同自主トレ、春季キャンプと汗を流してきた。由規は降板後、この2カ月で成長した点を、実感するように明かした。

 由規 弱気じゃないけど、これまでは気持ち的に1歩引いていたところがあった。でもキャンプなどを通じて、それを克服できるようになった。打者に向かっていく気持ちがついたと思いますね。

 毎日の練習や先輩からのアドバイスなど、プロでの経験が、自信を与えてくれた。

 遠く離れた仙台の恩師にも、朗報は届いた。仙台育英の佐々木監督は、この日の好投を聞いて「スピードという持ち味を出せたのは良かった。悪い内容だったら卒業させるつもりはなかった」と、笑って話した。そして「本当の勝負はこれから」と、教え子にエールを送った。

 由規は今日26日に空路で仙台へ戻る。母校に別れを告げた後、来月から再びプロの世界に戻る。故郷でつかの間、英気を養った後、ヨシ君はさらなる成長を続ける。【由本裕貴】

[2008年2月26日11時59分 紙面から]

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