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東北センバツ手応え/神宮大会

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筒香の右前適時打で勝ち越しを許し無念の表情を見せる東北・萩野
筒香の右前適時打で勝ち越しを許し無念の表情を見せる東北・萩野

<明治神宮野球大会:横浜6-3東北>◇3日目◇13日◇神宮球場◇高校の部準決勝

 高校の部で東北(宮城、東北)が3-6で横浜(神奈川、関東)に逆転負けし、14年ぶりの決勝進出を惜しくも逃した。3連投の左腕エース、萩野裕輔投手(2年)が9回1死まで強豪を追いつめるなど、収穫ある敗戦となった。

 つかみかけた勝利が、スルリと逃げた。百戦錬磨の横浜は、人工芝の野球も熟知していた。9回だ。それまで2点に抑えていた萩野が、バント攻勢に遭った。先頭打者に、二塁へのプッシュバントで出塁された後に送りバント。中前打で1死一、三塁のピンチを迎えると、今度はスクイズ。処理を焦った萩野のグラブから球がこぼれ、同点にされた。「(三塁走者が)走ったのが分かったけど、外しが甘かった」。ショックを引きずるように一気に逆転を許した。

 勝てば14年ぶりの決勝進出、さらに東北地区の来春センバツ出場校を1つ増やす「神宮大会枠」を獲得できた。それを土壇場で、試合巧者の横浜にひっくり返された。新チーム結成後、公式戦初黒星。それでも萩野は充実した表情だった。名門校のエースでは珍しく軟式野球出身だ。大舞台の経験も、館(やかた)中2年時に宮城県選抜で東北大会を経験しただけ。初の全国大会に「楽しかった。スター軍団の横浜ともいい試合ができた。全国クラスに真っすぐが通用することが分かった」と胸を張った。

 大会直前にひいた風邪も気にせず、3日間ほぼ1人で投げ切った。「鼻水が止まらなくて、投げるたびに落ちて来た。恥ずかしかった」と。

「連投しても常時140キロを出さないと。全国でいい投手と言われるようになる。甲子園では、横浜を倒す」。全国2勝の誇りと新たな目標を胸に、来年1月の吉報を待つ。【清水智彦】

[2007年11月14日13時24分 紙面から]


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