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仙台育英・佐藤由プロ入りに向け準備OK

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左手でボールにサインをする仙台育英・佐藤由
左手でボールにサインをする仙台育英・佐藤由

 プロ入りに向け、準備はOKだ。3日の高校生ドラフトで5球団競合の末、ヤクルトが交渉権を得た仙台育英の157キロ右腕、佐藤由規投手(3年)が、プロへの準備を着々と進めている。4日に指名あいさつを受け、11月11日には仮契約の予定だ。佐藤由は連日同校でトレーニングを積み、体重も2キロ増の77キロとなった。プロが使用する木製バットでの打撃練習も行うなど、気持ちを高ぶらせている。

 11月11日の仮契約交渉日が近づくにつれ、プロへの自覚も増している。4日の指名あいさつ後は、約500メートルの同校外周を連日10周の走り込み。「現役の時も、こんなに走ったことはないです」とヨシ君スマイルを見せた。体重を増やすためと、食事も毎食丼3杯は平らげ、甲子園時より体重は2キロ増えた。

 さらに、意欲的に取り組んでいるのが打撃練習だ。2日に1度の割合で、木製バットで打席に立ち、ハーフ打撃で約200球の打ち込みを行っている。「引退した3年生に投げてもらって練習しています。金属とはまったく違う。ましてや相手はプロなので簡単にはいかないと思う」と、好きなバッティングでもアピールするつもりだ。

 高校生ドラフトでは、全日本高校選抜の米国遠征でともに戦った常葉学園菊川(静岡)の田中健二朗投手(3年)と文星芸大付(栃木)の佐藤祥万(しょうま)投手(3年)が横浜、帝京(東東京)の中村晃一塁手(3年)がソフトバンクから指名を受けた。同遠征でホームステイ先が一緒だった佐藤祥とは、最近も電話で話しエールを交換した。「祥万はプロ入りは迷っていたけど決めたみたい。田中も同じ関東なので、また会いたいと思う。同年代だし、刺激になる」とプロでの健闘を誓った。また、同じ東北の高校出身でチームメートとなる酒田南(山形)の山本斉投手(3年)は心強い存在だ。「なんといっても同期が一番親しみやすいので、安心する部分はあります」と話した。

 息抜きは趣味のカラオケだ。元チームメート4、5人で3時間は歌いっぱなしという。最近は04年の熱闘甲子園エンディングテーマソング、BEGINの「誓い」を歌い、気持ちを高ぶらせている。セ・リーグだけに、甲子園での登板もある。「もしマウンドに立ったら、いろんな思いをかみしめながら投げるでしょうね」と思いをはせた。

 今でも、下校時の電車内で仙台市民から「楽天でなくて残念」と声を掛けられることもあるというが、本人は吹っ切れている。「精いっぱいアピールして、ローテーション入りを目指して頑張りたい」。ヤクルトの大黒柱になって、故郷に錦を飾るつもりだ。【塩谷正人】

[2007年10月27日12時32分 紙面から]


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