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聖光学院・横山4安打完封/高校野球
<秋季高校野球東北大会:聖光学院1-0一関学院>◇4日目◇14日◇岩手県営野球場◇準決勝
聖光学院(福島)が来春センバツ出場当確だ。聖光学院は1年生右腕、横山貴明投手が4安打完封。1-0で一関学院(岩手)に競り勝ち、2年連続の決勝進出を果たした。
2年連続のセンバツへ、聖光学院の背番11、横山がわずか89球の完封劇を見せた。9回2死から一、二塁のピンチを招いたが、最後の打者を一飛に打ち取りガッツポーズ。「勝てたことだけで100点満点。目の前の試合に全力で投げようと思った」と謙虚だった。
抱えた腰痛すら忘れさせる省エネ投球だ。13日の日大山形戦は61球で5回コールド完封。この日の先発はその直後に言われたという。「疲れもなかった。低めに決まっていたので相手が打ち損じてくれた」と9回初完封した。
直球は130キロ前後だが球種はカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップと多彩。変化球は高校から「キャッチボールで覚えた」と器用だ。寮で同部屋の新旧エース、鈴木健太(3年)仲田浩人(2年)にもアドバイスを受けた。
将来性豊かだが、斎藤智也監督(44)は「理想の高いところがあった」と振り返る。8月、練習試合で低めに要求された球が高めに浮いた。空振りを奪ったのに、首をひねった。同監督はそのしぐさを見逃さなかった。以降「謙虚さが足りない。公式戦は理想もクソもない。チームのため、負けないように投げるんだ」と説いた。
横山は「期待されることと思って逆にうれしかった」と言う。そんなしぐさは、もう見せない。斎藤監督は「ようやく理解してきたかな。うれしい。今日は本当にナイスピッチング」とたたえた。今夏は打撃投手で甲子園を経験した横山。「雰囲気が違った」というその場所を、グイッと引き寄せた。【清水智彦】
[2007年10月15日11時17分 紙面から]
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