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赤べこ存続危機…背水1勝/社会人野球
<社会人野球日本選手権東北大会:岩手21赤べこ野球軍団10-1秋田王冠クラブ>◇28日◇初日◇仙台市民球場◇1回戦
開幕試合は、岩手21赤べこ野球軍団(岩手)が10-1で秋田王冠クラブ(秋田)に快勝し、2回戦進出を決めた。エース関連太郎(26)が3回を1安打6奪三振。9回表に4人目で登板したベテラン前田勝宏(36)も連続三振を含む打者3人で締めた。ナインは資金難でチーム存続が危ぶまれる状況下で、今夏初出場した都市対抗野球に続く全国舞台を目指す。
創設2年目でチーム存続の危機を背負った赤べこ野球軍団が背水の陣で、最後になるかもしれない大会のスタートを切った。1回裏、3番二瓶準也(27)の中犠飛で先制。以後、小刻みに加点し、計12安打で圧勝した。投げては関が3回まで2三振ずつを奪う好投。最後は前田がきっちりと締め、元プロ野球選手の貫録を示した。関は「試合勘を取り戻すために6、7割の力で投げた」と言う。前田は「久々で調子は良くなかったが、球は走っていた」と振り返った。
選手たちの多くは、アルバイトなどの副業を持ちながら野球を続けている。だが、資金難に苦しむチームは先行き不透明だ。すでに、WBCオーストラリア代表投手のウエイン・ラングレン(25)が帰国するなど、主力3選手が退団。内野手兼任の平良和一郎監督(34)は「最後になるかもしれないので楽しくやろうと話している。(日本選手権に)出ればお金が掛かるが、町(矢巾町)の支援も受けている。負けるつもりはない、全力でやりたい」と全国出場を見据えた。
今日29日の2回戦の相手は、7月の都市対抗野球東北大会の第2代表決定準決勝と第3代表決定戦で連勝しているJR東日本東北だ。米独立リーグ出身でプロ入りを熱望する関は「スカウトも来ると思うのでアピールしたい」と意欲を見せた。西武、中日などを渡り歩いた前田は「1日1日が最後と思いながら投げている。僕は年がいって慣れているが、若い子が心配。関を含めてみんなのアピールの場にできれば」と全力投球を誓った。【佐々木雄高】
[2007年9月29日12時33分 紙面から]
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