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能代が2年連続4強進出/高校野球
<秋季高校野球秋田県大会:能代7-4男鹿工>◇20日◇秋田市営八橋硬式野球場
能代が7-4で男鹿工に競り勝ち、2年連続の4強入りを果たした。エース松島恭太投手(2年)が2暴投などで4点を失ったが、177球、13奪三振で公式戦初の完投勝利を挙げた。また大曲工、秋田南、明桜も準決勝に進出。22日に東北大会出場2校が決定する。
能代のエース松島が、黙々と177球を投げ切った。13個目の三振で試合を締め、公式戦初の完投勝利を飾ってもポーカーフェースは崩さなかった。それでも疲れが見られたのか、試合後すぐ、ケアのため治療院に直行した。伊藤康夫監督(40)は「7回をすぎて、球数が多くて継投も考えた」と話した。だが、投手の踏み出す足でマウンドにできた穴を気にするそぶりを見せたので「次の投手も制球を乱すのでは」(伊藤監督)と代えなかった。
初回に松島は2四球に押し出し死球、さらに暴投で2点目を献上。「いつもと違う立ち上がり」と伊藤監督は首をひねった。ドタバタは相手にも飛び火、7四死球をもらった打線は7回までわずか2安打で6点を奪った。その援護もあり、立ち直った松島は130キロを超える直球を中心に粘り強く投げ、6安打を許したが完投した。
プロ通算284勝を挙げた山田久志氏(元阪急、本紙評論家)を輩出したように、同校は好投手が生まれるのが伝統だ。昨年春はすでに東都大学リーグで登板している速球派左腕、畠山翔平(国学院大1年)で県準優勝、昨秋は抜群の制球力を持つ右腕、鷲尾拓也(3年)を擁し優勝した。いずれも身長170センチ前後と小柄だったが、今年の松島も170センチだ。「良いものを彼らが伝授してくれている」と同校OBで投手だった伊藤監督は語った。伝統と投手力とチーム力で秋連覇と東北大会出場を狙う。【清水智彦】
[2007年9月21日13時5分 紙面から]
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