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鷹巣農林が逆転で8強進出/高校野球
<秋季高校野球秋田県大会:鷹巣農林5-3秋田>◇20日◇秋田市営八橋硬式野球場
鷹巣農林が5-3で秋田を下した。2-3の8回裏、6番小笠原亮一塁手(2年)が逆転2点二塁打を放った。エース清水匡太投手(2年)も9三振を奪い完投。同校のある北秋田市は16日からの大雨で浸水被害や避難勧告が出たが、災害に負けず8強進出した。
最後の打者から見逃し三振を奪い、149球を投げ切った鷹巣農林・清水はグッと身を沈め、拳を握ってほえた。「勝ちたい、と思ってきたから」。昨年、同じ2回戦で秋田と対戦、8回コールド0-7で敗れた。清水は2番手で登板したが、4四死球を与え2/3でKO。そのリベンジは果たした。8回に3点を奪われ一時逆転されたが、約8割がスライダーという異例の配球でしのいだ。
勝負を決めたのは小笠原だ。8回1死一、二塁から三塁手の左をライナーで破る決勝の2点二塁打。「カウントが0-2で、真っすぐに絞った。捕られると思ったけど」と決勝打に照れ笑いしながら話した。納谷聡監督(43)は「(2-0の)あのまま勝てれば良かったが…どういう内容でも勝てたことが、うれしい」とホッとしていた。
大雨で3日順延となった今大会。鷹巣農林ナインは北秋田市に戻らず、秋田市内に宿泊した。地元は約3500世帯に避難勧告が出た。17日には納谷監督が選手に家族の安否確認を命じた。選手5人の家族が避難していた。学校も18日は休校、選手には被害を気に掛ける日々。地区予選決勝の10日以来の実戦も不安だった。「(試合への)気持ちが切れるのが心配だった」と清水は吐露した。
それでも終盤8回に4安打を集中しての逆転勝利だ。今日20日は優勝候補の一角、明桜と4強をかけ対戦する。清水は「次も強い相手。思い切ってやりたい」と勝って地元をさらに勇気づける。【清水智彦】
[2007年9月20日11時15分 紙面から]
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