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遠野の中居翔がプロの夢へ飛翔
岩手県内で最初にプロ野球入りを志望した高校生は、県立校所属の無名選手だった。遠野の中居翔(かける)内野手(3年)は、今月10日にプロ志望届を郵送。12日に受理された。私立の強豪校の選手より早く、ドラフト候補の一員になった。「どんなふうに思われるか不安だったんですけど…。小学生の時からプロ選手になるのが夢だったので」。チームは遠野中時代の32年(昭7)に夏の甲子園、58年に春のセンバツに出場した古豪だが、3年生がプロ志望届を提出したのは初めてとみられる。
中居は今夏、エース兼4番として県大会16強入りに貢献。公式戦と練習試合で通算20本塁打の打力を生かし、昨年夏の県大会は準々決勝進出を果たした。投手としても130キロ台後半の直球を投げるが、野手としてプロを目指す。「投手では通用しないと思うので。内野なら二塁、遊撃、三塁。外野も守りますよ」。ユーティリティー選手の実力をアピールする。
家族に金銭的な負担を掛けないために、大学進学は断念。10月3日の高校生ドラフトで指名されなければ、就職活動を始める。「育成選手でもいいです。中距離打者として活躍したい」。今月29日には、千葉・鎌ケ谷で日本ハムの入団テストを受験。持ち前の打力を披露する。【柴田寛人】
[2007年9月19日12時22分 紙面から]
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